カナダがTMT国際天文台の正式メンバーに
4月29日のTMT国際天文台評議員会で、カナダが正式メンバーになることが承認されました(注1)。
これに先立ち、4月6日には、TMT計画への援助をカナダ政府が今後10年以上にわたって行う意向であることが、ハーパー首相により発表されました。4月6日の声明の中で、ハーパー首相は、「本日、カナダ政府からのTMT計画への支援を発表することを喜ばしく思います。この革新的な観測施設により、天文学者の宇宙に対する知見は 刷新される可能性があります。カナダ政府は、この重要なプロジェクトの正式な共同出資者となり、カナダと国際社会による科学的発見を促進する事業に貢献することを誇りに思います。」とコメントしています。
TMT計画において、カナダは望遠鏡ドームの設計・製作と、第一期補償光学システム(NFIRAOS)の製作などを担当します。
関連記事:
PM announces significant support for the Thirty Meter Telescope (英語;カナダ政府リリース)
Canada Funding for TMT Announced by Prime Minister Stephen Harper(英語;TMT国際天文台リリース)
(注1) これまではカナダ天文学大学連合(Association of Canadian Universities for Research in Astronomy)が準メンバーとして参加していましたが、正式参加後は、カナダ国立研究会議(National Research Council of Canada)がメンバーとなります。