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研究者向けの TMT計画の現状説明・意見交換会を開催

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2020年5月7日に、天文学を中心とした研究者コミュニティ向けに、TMT計画の現状を説明し、意見交換を行う会合を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されていた中、オンライン開催としましたが、幅広い研究分野の200名以上の方に参加いただきました。

説明会では、国立天文台TMTプロジェクトから、計画の状況として主に以下の点について報告を行いました。

・ハワイ・マウナケアでの現地工事が進められない状態が続いているが、地元の理解を得ながら現地建設を行うため、ハワイ州やTMT国際天文台の関係者などと協力して、マウナケアでのTMT建設に反対されている方との対話を含め、様々な形で事態の改善を図る取り組みが進められている。

・日本国内での望遠鏡や主鏡の製造計画も延伸しなければならない状況であるが、そのなかで必要な設計や技術開発に取り組んでいる。

・TMT国際天文台を構成するメンバー機関は一致して、ハワイ・マウナケアにTMTを建設することを引き続き求めているが、もしそれが不可能となった場合に備えて、代替建設地としてスペイン・カナリア諸島のラパルマを選定している。国立天文台でもTMTをラパルマに建設した場合に期待できる観測条件や科学的成果の詳細な評価を行っている。

意見交換では、計画の状況やマウナケアとラパルマの観測条件などについての質疑がありました。日本の光学赤外線天文学研究者の自主的組織である 光学赤外線天文連絡会の野上大作 運営委員長(京都大学)からは、今後の天文学に超大型望遠鏡は必須であり、電波天文学・理論天文学等の幅広い分野の研究者と連携してTMT計画について議論を重ねていきたいとの考えが表明されました。

国立天文台TMTプロジェクトとしては、困難な状況ではあるものの、TMTは将来の天文学にとって是非とも必要との認識にたち、引き続きTMTの実現に向けて努力していきます。

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