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大規模学術フロンティア促進事業におけるTMT計画の成果への評価報告が公表されました

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TMT計画は、文部科学省「大規模学術フロンティア促進事業」の支援を受けて進められています。この事業において、現在の年次計画の終了にあたり、科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会による評価(期末評価)が実施され、報告書が文部科学省のウェブサイトに公開されました。

報告書では、TMT計画は予期しない他律的な要因により計画が中断しているものの、その達成状況、実施体制、学術的意義と波及効果、そして社会的意義と波及効果の評価項目において高い評価を受けました。

具体的には、計画の達成状況について、「不測の事態によりプロジェクト全体が遅れている状況下において、日本が担う部分については、可能な範囲で着実に製作が進んでいる」と評価され、実施体制については「国立天文台TMTプロジェクト長はじめ複数のスタッフを地元に常駐させるなど地域住民の理解が得られるような様々な活動を展開しており、プロジェクト全体における日本の貢献は大きい」との評価を受けました。さらに、学術的意義と波及効果については、「TMTは、依然として高い学術的意義を有しており、今後建設が再開されTMTによる観測が実施されれば、天文学分野にとどまらず、他の物理学や地球惑星科学分野も含めて極めて重要な科学成果が得られる」「国際協力事業への参加を通じて、若手研究者や大学院生の人材育成も進んでおり、国際的な頭脳循環はもとより、TMTの設計に関わった若手の中から、分野を代表するような優秀な研究者が複数輩出されるような波及効果も得られている」と評価されました。また、社会的意義についても「現地ハワイにおける問題は、本計画に限らず、社会における科学の在り方を考える上で大きなインパクトを有する出来事であり、本計画を通じて得られた教訓について、他の国際共同で進められるような大型プロジェクトにも広く共有されることが望まれる」と言及されました。

今後の留意点として、国際連携の一層の推進、若手人材に対する配慮、国民に対する説明責任の履行の観点で指摘をいただいており、これを重く受け止めて計画に取り組んでいきます。

報告書全文はこちら:
https://www.mext.go.jp/content/20230821-mxt_gakkikan-000032088_2.pdf

【参考】学術研究の大型プロジェクトの推進
https://www.mext.go.jp/a_menu/kyoten/1383666.htm

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