カナダ天文学会とカナダ天文学大学連合がTMT を支持する意見書を共同で米国国立科学財団へ提出
米国国立科学財団(NSF)が米国連邦議会に提出した2026年度(2025年10月~2026年9月)の予算要求書に対し、カナダ天文学会(CASCA)およびカナダ天文学大学連合(ACURA)は、TMT 計画を支持する共同意見書をNSFへ提出しました。
CASCAとACURAは、TMTを最終設計段階に進めないとしたNSFの決定に対し、深い懸念を表明しています。意見書では、カナダがTMTに対してこれまで科学的貢献だけでなく、ドーム設計や補償光学システムの開発などに多大な人的・財政的資源を投入してきたことが述べられています。さらに、TMTは北半球で唯一の超大型望遠鏡であり、その設計は革新的かつ強力であると評価されています。また、マウナケアにおける将来開発に関して、ハワイ先住民コミュニティとの対話を通じた合意形成を目指すTMTの取り組みも評価が示されています。
全文(英文)は、CASCAのウェブサイトにてご覧いただけます: