マウナケア総合管理計画の承認
ハワイ大学が準備をすすめてきた「マウナケア総合管理計画(Comprehensive Management Plan:CMP)が2009年4月9日にハワイ州土地天然資源局評議委員会により承認されました。
マウナケア山は天文学の最適地であることは有名ですが、ハワイの人々にとっては聖なる山であり、固有の文化的資源、珍しい生物を有する貴重な場所です。
CMPはこのマウナケア山の文化・自然環境を適切に保護するための基本方針です。ここ数年間マウナケア山頂での新たな施設建設は、このような文化・自然環境保護を含めた包括的な基本方針ができるまでは行わないということになっておりました。
これまでCMPについてはさまざまな機会で地元の人々などの意見を聞く公開集会を開いてきましたが、4月8日、9日の2日間にわたって行われたハワイ州土地天然資源局による公開ヒアリングを経て最終的に承認されました。
今後は、TMT計画もこの基本方針に基づき承認を得て進めることになります。