TMTの主鏡材がカリフォルニアへ送られた様子がTMT国際天文台のビデオで紹介されました
日本から輸送したTMTの主鏡材がカリフォルニアの倉庫へ納められた様子がTMT国際天文台のビデオ(英語)で公開されました。
倉庫には既に米国の研磨担当分の半分に相当する枚数が収められています。鏡材の受け渡しはTMT推進室とTMT-カリフォルニアのメンバーの間で行われました:抽出したサンプルについて、傷などもなく素晴らしい品質であることが確認され、輸送中に鏡材の外箱に取り付けられていた記録計のログも渡されました。日本からカリフォルニアまでの輸送中に過度の衝撃や温度変化が無かったか、今後このログで確認されます。
今後は、この倉庫から、米国での研磨担当業者へと鏡材が送られる予定です。574枚のTMT主鏡分割鏡の研磨は、米国、日本、インド、中国で分担されますが、日本では2015年から研磨が始まっており、中国とインドでもまもなく開始される予定です。