インドがTMT国際天文台の正式メンバーに
インドは今年5月のTMT国際天文台の発足時には準メンバー(注1)として参加していましたが、9月には正式メンバーとしての参加がインド政府から承認されました。そして、このたび関連書類への署名がされ、TMT国際天文台の正式メンバーとなりました。
署名は、12月2日 ニューデリーにて、インド科学技術省大臣の立ち会いの下、TMT-インド(注2)の財務責任機関であるインド科学技術庁長官により行われました。今後、インドはTMT計画に対して10%の貢献をし(注3)、それに応じたTMTの観測時間をインドの科学者が得ることになります。
TMT国際天文台評議員会副議長の家正則教授は、「自然科学機構・国立天文台も、インドが正式メンバーになったことを歓迎しています。そして、TMT計画の推進に向けて、さらに緊密な国際協力関係が築けることを期待しています。」とコメントしています。
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(注1)準メンバーは、TMT国際天文台の正式メンバーとなることを予定している機関で、評議員会での投票権は持ちません。
(注2)TMT-インドでは、 インド科学技術庁(Department of Science and Technology)とインド原子力エネルギー庁(Department of Atomic Energy)の監督の下、インド宇宙物理学研究所(Indian Institute of Astrophysics)、アリヤバータ観測科学研究所(Aryabhatta Research Institute of Observational Sciences)、天文学天体物理学大学連携センター(Inter-University Centre for Astronomy and Astrophysics)の三機関が主体となって計画を進めています。
(注3) インドは、主鏡支持機構、鏡洗浄蒸着機構と、主鏡研磨、主鏡制御、望遠鏡制御の一部などを分担する予定です。