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TMT計画の進捗と現状

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(1)ハワイでの保護地区利用許可再審査と建設スケジュール

これまでの記事でお知らせしてきたように、TMT建設予定地であるハワイ・マウナケア山頂域の保護地区利用許可の再審査がハワイ州土地・天然資源委員会により進められています。(2015年12月2016年4月の記事をご覧ください)

この手続きの重要なプロセスとして、地元での公聴会があります。この公聴会を実施して聴き取った意見のとりまとめを行う審査官(Hearing Officer)が正式に選出され、5月16日、6月17日に準備会合が開かれました。今後のスケジュールはまだ公表されていませんが、これからハワイ州各地で公聴会が開催される予定です。その後は、審査官によるとりまとめ、ハワイ州土地・天然資源委員会による審議、という手順となる見込みです。

保護地区利用許可の審査には半年から1年程度かかる見込みです。このため、TMT国際天文台としては2018年4月の現地工事再開を目指して準備を進めています。このスケジュールで進められた場合、望遠鏡完成時期は当初予定よりも約3年遅れ、2027年となる見込みです。TMT推進室では、国内各地とハワイにおいて、大学等の研究者向けにTMTの現状と今後に関する情報共有及び意見交換のための会合を開催します。

(2)TMT参加各国での建設の進捗

現地建設作業の開始までにはまだしばらく時間がかかりますが、その間にも各国で設計・製作が進められています。2016年6月末には、望遠鏡、観測装置、運用などについて世界中の天文学者、技術者、関連メーカーが集う国際光工学会(SPIE)総会が英国・エジンバラで開催され、TMTについても望遠鏡の建設準備及び観測装置の開発状況が多数報告されました。

  • ・望遠鏡本体構造:日本での設計の状況(主鏡分割鏡交換機構の模型も展示されました)
  • ・光学系:主鏡の製作のほか、第三鏡製作にむけた試作など
  • ・望遠鏡運用やソフトウェアの開発状況
  • ・補償光学:補償光学装置とガイド星生成用レーザーの開発状況
  • ・観測装置:第一期観測装置IRIS及びWFOSの開発、及び第二期観測装置むけの要素技術の開発の状況

 

これらの進捗について、今後、順次ご紹介していきます。

国際光工学会(SPIE)におけるTMTブース展示。日本から提供したTMT全体の模型(左手前)と主鏡分割鏡交換機構の模型(中央)も展示されました。

国際光工学会(SPIE)におけるTMTブース展示。日本から提供したTMT全体の模型(左手前)と主鏡分割鏡交換機構の模型(中央)も展示されました。

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