(1) TMTサイエンス検討会 (国内)について

TMTサイエンス検討会は、日本独自のサイエンスケース作成と、コミュニティーのTMTへの機運のさらなる向上を目的として、2010年3月に広島大学で開かれた春季年会のTMT企画セッションの場と、tennet/gopira/rironkonのメーリングリストを使ってコミュニティーに広くメンバーを募り、2010年4月に発足しました。全国の天文学コミュニティーから中堅若手を中心とする総勢51名の方にご参加頂き、日本発のTMTを用いた次世代サイエンスについて検討を重ねて参りました。その途中段階の2010年10月4-5日には検討会の班員のみならず、一般コミュニティーの方々を交えた中間報告会「TMTで切り拓く2020年代の新しい天文学」を国立天文台三鷹キャンパスで行い、その結果、広くコミュニティーからの新たな貢献や、ご意見などのフィードバックを得て、より議論を深め検討内容を充実させることができました。

(2) TMTサイエンス検討会報告書 (電子版)

上記の議論を経て 2011年2月にTMTサイエンス検討会報告書「TMTで切り拓く新しい天文学」が完成しました。 執筆には計73名の方にご協力いただきました。
電子ファイル版 (pdf形式) を用意しましたので以下からダウンロードの上ご利用ください。
pdf file (69MB)

※この資料の内容を無断で転載することを禁じます。

(3) TMTサイエンス検討会報告書 (紙版)

TMTプロジェクトでは製本された印刷版の報告書も配布しております。この報告書 (紙版) の郵送をご希望される方は

  1. 1. お名前
  2. 2. 所属
  3. 3. 職階または学年
  4. 4. メールアドレス
  5. 5. 必要部数 (複数の場合再配布先)
  6. 6. 郵送先郵便番号
  7. 7. 郵送先住所

を明記の上、以下にご連絡ください。
連絡先 : 国立天文台 TMTプロジェクト
メールアドレス : tmtj [at_mark] nao.ac.jp ([at_mark]を"@"に変えて下さい)

(4) TMT Science and Instrumentation Workshop 2011

2011年3月28-30日に「TMT Science and Instrumentation Workshop 2011」がカナダのビクトリアで開催されました。日本からはサイエンスと装置計画についての発表が行われました。

サイエンス班

発表者 所属 タイトル 資料
Masami Ouchi ICRR/U. Tokyo Overview of Japanese Proposals: First Galaxies and Cosmic Reionization pdf
Tadayuki Kodama Subaru/NAOJ Sharp Views of Galaxy Formation and Evolution with TMT pdf
Masayuki Akiyama Tohoku U. Approaching Origin of Super-Massive Black Holes with TMT pdf
Norio Narita NAOJ Japanese Research Plan for Exploring New Worlds with TMT pdf
Koji Kawabata Hiroshima U. Supernovae and Related Objects Unveiled by TMT pdf

装置班

発表者 所属 タイトル 資料
Tomonori Usuda Subaru/NAOJ Near-IR, High-dispersion Spectrograph pdf
Shinobu Ozaki NAOJ/ATC Development of an integral field unit (IFU) with an image slicer pdf
Ryuji Suzuki TMT Current status of astrometry activities using TMT/IRIS pdf
Chihiro Tokoku UC Riverside/TMT InfraRed Multi-Slit Spectrometer (IRMS): Technical Requirement Study pdf
Mitsuhiko Honda Kanawaga U. MICHI: Mid-Infrared Camera, High-disperser, & IFU spectrograph pdf
Taro Matsuo NAOJ Second-Earth Imager for TMT (SEIT) pdf
Nobunari Kashikawa NAOJ/TMT-J Current Status and Activities in Japan: Future Instrument Plan pdf

※これらの発表資料の内容を無断で転載することを禁じます。

(5) TMTサイエンス検討報告会(2011年9月)

『TMTサイエンス検討報告会:日本独自のサイエンス提案とその実現のために』
TMTサイエンス検討会、光学赤外線天文連絡会 共催

  • 日時:2011年9月5日(月) 13:00 〜 18:30
  • 場所:京都大学理学研究科セミナーハウス(京都大学吉田北部キャンパス内
  • 趣旨:2010年4月に日本のTMTサイエンス検討会が発足し、中間報告会(2010年10月)を経て、2011年2月に最終検討報告書「TMTで切り拓く新しい天文学」が完成しました。これらの活動を通してTMT実現へ向けた日本コミュニティーの機運が高まったと感じております。検討内容をとりまとめてコミュニティーに報告し、日本の独自サイエンスとその実現のための装置提案などに焦点を当てて議論する会を設けました。