[1]お知らせ:ISDTメンバー募集
TMTプロジェクトではISDT (International Science Development Team)の新メ ンバーを募集しています。〆切は2018年1月26日です。日本のInstituteに属する 研究者であればどなたでも応募することができます。応募方法、応募先など詳し くは以下のアナウンスをご覧ください。
http://www.tmt.org/about-tmt/international-science-development-teams
TMTプロジェクトではISDT (International Science Development Team)の新メ ンバーを募集しています。〆切は2018年1月26日です。日本のInstituteに属する 研究者であればどなたでも応募することができます。応募方法、応募先など詳し くは以下のアナウンスをご覧ください。
http://www.tmt.org/about-tmt/international-science-development-teams
第15回TMT国際天文台評議員会が2017年10月10日-11日に開催されました。
2013年から毎年開催されているTMT Science Forumが、今年はインド・マイソー ルにて開催されました。今回のテーマは "TMT: Beyond First Light" で、TMTに 期待される各分野の研究トピックスや観測装置について議論が行われました。
3日間の会期のうち、2日目の午後と3日目の午前は分科会となり、観測装置や観 測モードで分かれて議論を行いました。現在、SACから第二期観測装置の白書の 募集が出されていることもあり、それへの提案を含めて分科会でつっこんだ議論が行われたようです。青木が出席した高分散分光についての分科会では、サイエンストピックスとそれに必要な性能のおさらいのあと、白書をどのように作っていくのか議論されました。高分散分光は、可視光と近赤外の2装置(あるいはそれ を統合したもの)が想定されます。装置のニーズが高いのは明らかなのですが、現時点で装置チームが組織されていない点が課題で、この会合と白書を契機とし てチーム作りを進めていく方向で話し合いが行われました。
最終日の午後には各分科会からの報告がありました。装置の検討状況の違いもあり、また装置というよりも観測モードへの提言のような報告もありましたが、白 書ではそれらをひっくるめて将来の装置や望遠鏡運用についての情報が集まってくるものと期待されます。
今回会場となったInfosys社の研修キャンパスは、バンガロール空港からの移動 に時間がかかるのが難点でしたが、広大な敷地に立派な会場があり、宿泊施設も 快適でした。食事はカレーが毎食付きましたが、食材が豊富で飽きさせないものでした。
http://tmt.nao.ac.jp/blog/867
TMT SAC会議がインドのマイソールで開かれました。主な議題としては、 (1) TMT Science Forumでの議論を受けて、現在募集している第二期観測装置の 検討に向けた白書をSACが受け取った後、どのようにfeasibility studyにつなげていくのかについての議論が行なわれました。
(2) 可変副鏡の検討状況についての報告があり、悪いシーイング条件下での性能 について評価を進めるよう検討チームに依頼しました。
(3) WFOSのFiber-modeとSlicer-modeについて、Trade-offをまとめた表を作成し
、広範囲の科学チームを交えて比較検討することを決めました。
TMTの将来装置として日本で検討が進むTMT-AGEとSEITについて、実際の開発現場 を見学するラボツアーをそれぞれ9月27日(東北大学)と9月28日(北海道大学)に行いました。これはTMT戦略基礎開発研究費の成果レビューを兼ねており、審査委 員会のみなさんが実際に実験室を訪れ、経費の使われ方やその成果について精査 しました。12月11日には、同じく将来装置として検討されているMICHIのレビュー も行いました。これらのレビュー結果は今後の開発方針や、経費割り当てに反映されます。
12月12日にTMT推進小委員会が開かれました。今回は、第二期装置についての白 書提案に向けて、日本から発信できる候補グループの方にも出席していただき、 意見交換を行いました。まずTMT Science forum([3]参照)での議論を受けて今回 の募集の背景と今後について共通意識を持った上で、forumの分科会で議論され た提案(高分散分光、近赤外多天体分光、系外惑星検出装置、短時間観測、中間 赤外観測装置など)の準備状況について紹介がありました。その後、主にTMT戦略 基礎開発研究経費([5]参照)でR&Dを行っている国内の装置開発グループから、各課題の概要と白書提案・参加の可能性について紹介がありました。次回の小委員会でも引き続き、この話題で議論する予定です。
https://tmt.nao.ac.jp/researchers/subcom/minutes.html
以下の報告については、TMT推進室ウェブサイトをご覧ください。
1/151/18 小笠原 ふれあい天文学
1/19-1/20 スターアイランド17http://www.miz.nao.ac.jp/content/news/event/20171214-334
1/29-1/30 TIO評議員会
3/5-9 Journey through the universe http://www.gemini.edu/journey
3/24-3/28
CAP2018 http://prc.nao.ac.jp/fukyu/cap2018/#about
昨年来、ハワイ州土地・天然資源委員会(BLNR)によって進められてきたTMT建設 のためのハワイ・マウナケア山頂域の保護地区利用許可(CDUP)の再審査手続きが 終了し、9月28日に同委員会によって許可が承認されました。
さる7月26日に、公聴会のとりまとめを行った審査官からTMTの土地利用を認可す ることが望ましいとの提言がBLNRに提出されていました(前号ニュースレター)。 9月20日にはヒロにおいて、委員会による最終口頭弁論が開催され、TMT建設支持 と反対のそれぞれの立場からの発言および委員による質疑が行われました。これには家正則 TMT日本代表も傍聴者として参加しました。これらをふまえて、BLNR は9月28日にCDUPを承認しました。
TMTとしては、これまで再審理を進めてこられた方々、長年にわたり支持いただ いている方々に深く感謝し、今後も地域の方々の意見をよく伺いながら計画を進 めていきます。
http://tmt.nao.ac.jp/info/818
TMTの将来観測装置に関わるwhite paperの募集が開始されました。
http://www.tmt.org/news-center/tmt-begins-investigating-ideas-future-instruments-0
これは、TMTの将来観測装置そのものの提案のみならず、AO、観測モード、観測
技術、装置コンポーネントの提案も含みます。提出締め切りは3/21となっていま す。TMTに参加する絶好の機会ですのでどしどしご応募ください。ご不明の点が ございましたら、TMT推進室、あるいは whitepapers_at_tmt.org(_at_を@に変え る)に直接お問い合わせください。また提出の際にはTMT推進室にもご連絡いただけると幸いです。
国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星と宇宙の日」が、10月13日(金) と14日(土)に開催されます(13日は一部展示のみ)。西棟(展示室)、開発棟、すばる棟でそれぞれ、分割鏡、観測装置、マウナケアについて紹介する企画展示があります。この機会にぜひお越しください。特別公開についての詳しい案内は、国立天文台のウェブページをご覧ください。
http://www.nao.ac.jp/open-day/2017/
8月22-29日にカリフォルニア大学サンタクルーズ校で第二回TMT Future leaders workshopが開催されました。このワークショップは昨年より開催され、TMTパー トナー各国から大学院生や若手研究者の参加を募り、TMT計画での研究や開発だけでなく、多様な文化的背景を持つ人々が一つの巨大望遠鏡計画に取り組むため に何が必要かを学ぶ機会となっています。日本からはTMT推進室の久保研究員の 他7名が参加し、合計42名の大学院生、若手研究者が参加しました。土日を挟ん だ6日間のプログラムでは、国際協力による大型計画に必要な管理・運営手法、
観測装置・ソフトウェア開発などをTMTスタッフから学ぶと共に、グループごと にTMT将来装置の設計やプロジェクトマネジメントのシミュレーション、実際に TMTで課題となっている幾つかの問題の解決策といった課題に取り組みました。
8月25日にはTMT future leaders symposiumが開かれ、参加者の研究発表と、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のスタッフも交えての活発な議論が行われました。研究者・技術者・国籍の入り混じる中で研究・開発を推進する難しさと、様々な視点の重要さを学ぶ貴重な機会となりました。
http://tmt.nao.ac.jp/blog/819
TMTの第1期観測装置の一つであるIRIS(InfraRed Imaging Spectrograph、近赤 外線撮像分光装置)の基本設計レビュー第2弾(Preliminary Design Review 2, PDR-2)が9月20日、21日に、パサデナのTMT国際天文台で開催され、無事レビュ ーを通過しました。レビューの対象はソフトウェア、電気系設計、システムエン ジニアリング(コスト、スケジュール、リスク管理、要求仕様、インターフェースなど)でした。レビューのパネルチェアーにE-ELTのMICADOというIRISに類似 した観測装置の PI(Primary Investigator)を迎え、総勢8名のパネルメンバーによって審査されました。IRISの撮像系を担当する国立天文台からは2名(ソフトウェア担当者とCo-PI)が参加しました。今後は、約3年の詳細設計フェーズに 移行します。いよいよ、IRIS撮像系の製造を見据えた要求仕様やインターフェースの確定、技術検討、設計が始まります。
9月25日にTMT推進小委員会が開かれました。ハワイでの建設が万一不可能となった場合にもラパルマでのTMT建設を求める意見書案を検討し、光赤外専門委員会 に提出しました。第二期装置についてのwhite paperの提案募集が出る予定で、 それに向けた日本の関係者からの提案について議論しました。またTIOのSACメンバーの交代にあたり、候補者名を挙げました。
https://tmt.nao.ac.jp/researchers/subcom/
10/4、TMT SAC会議が開かれました。ハワイ(上記[1])とラパルマの情勢と今後の 見通し、IRISのPDR2(上記[5])の報告の他に、可変副鏡の検討状況、WFOSのファイバーオプションの検討について報告がありました。また上記[2]にあるTMT将来装置白書について最終公募案を詰めた後、各コミュニティで広く募集をかけることで合意しました。
以下の報告については、TMT推進室ウェブサイトをご覧ください。
東北大学オープンキャンパスでTMT観測装置開発を紹介
http://tmt.nao.ac.jp/blog/810
10/10-10/11 TIO評議員会
10/13-10/14 三鷹・星と宇宙の日 2017
11/7-11/9 TMT Science Forum
TMT建設予定地であるハワイ・マウナケア山頂域の保護地区利用許可の再審査が、ハワイ州土地・天然資源委員会により進められています。2016年10月から2017年3月にかけて行われた公聴会のとりまとめを行ったAmano審査官の提言が7月26日に提出されました。300ページに及ぶ提言は、結論として「TMT建設のための保護地区利用許可申請の承認を推奨する」としています。
これはハワイでの現地工事再開にむけた大きな一歩です。提言をうけて今後、ハワイ州土地・天然資源委員会での審議が行われ、保護地区利用許可について最終決定されます。
http://tmt.nao.ac.jp/info/799
https://www.tmt.org/news/tmt20170802
TMTの将来装置として日本で検討が進むTMT-AGEとSEITについて、実際の開発現場 を見学するラボツアーを以下の日程で行います。
TMT-AGE: 東北大学 9/27 12:00-15:00
SEIT : 北海道大学 9/28 10:00-13:00
これは戦略基礎開発研究費の成果レビューを兼ねていますが、どなたでも参加可 能です。他の観測装置開発の現場を見学するよい機会ですので、参加ご希望の方 は、TMT推進室 (tmtadmin_at_jelt.mtk.nao.ac.jp,
_at_を@にかえる) へ旅費補 助希望の旨ご連絡ください。
11月7日-9日にインド、マイソールでTMT forum 2017を開きます。
https://conference.ipac.caltech.edu/tmtsf2017/
参加登録が始まっておりますので、上記ウェブサイトにてどしどしご応募くださ い。日本人研究者には旅費補助を行いますので、web上にて参加登録を済ませた 後、TMT推進室 (tmtadmin_at_jelt.mtk.nao.ac.jp,
_at_を@にかえる) へ旅費補 助希望の旨ご連絡ください。参加登録は、*** 9/18〆切 ***となっておりますの でお早めに手続きをお願いします。インド入国にはビザが必要ですので、早めの 準備をおすすめします。
6月9日にワシントンDCのコスモスクラブで第22回Science in Japan Forumが開催 されました。このフォーラムは日本学術振興会ワシントンセンターが毎年主催し ており、今年は天文学における日米協力がテーマでした。すばる、アルマ、TMT の紹介に加え、それぞれのプロジェクトで進められている日本と米国の共同研究について紹介されました。TMTプロジェクトについては、TIO評議員会議長の Henry Yang UCSB学長、前SAC議長のMark Dickinson博士、日本と共同で第二期観
測装置MICHIの検討を進めているChris Packham博士、TMT推進室の臼田が講演を 行ないました。
http://jspsusa.org/wp/sijforum/
フォーラムには、NSFのFrance Cordova長官、文部科学省学術機関課の寺門課長 らが参加し、天文学の分野における日本と米国の共同研究への感謝と、今後の発 展に期待する発言がありました。
前日の6月8日には「Perspective of OIR Astronomy in 2020s」と題したミニ ワークショップも開催されました。太陽系外惑星探査についてOlivier Guyon博 士、遠方銀河について大内正巳准教授、JWSTについてNancy Leverson博士、マウ ナケアについてAlan Tokunaga博士、AURA/USAについてDavid Silva NOAO所長、 ESOについてMichele Cirasuolo博士、環太平洋アジアについてPaul Ho博士が講演し、続いて、今後の共同研究等について意見交換を行ないました。
昨年度行われた光学設計検討の結果、望遠鏡から装置まで含めたスループットが 一部の波長域や視野の端で目標の30%を若干下回ってしまうことが明らかになりました。この主な原因は反射型グレーティングの効率の低さと、現在利用できる 蛍石の最大サイズの限界にあります。そこで開発チームはこれらの問題を回避す るために、新たな二つの異なる装置コンセプトの検討を始めることになりまし た。これまでWEB会議で具体的な検討内容を議論してきましたが、顔を合わせて パートナー間の役割分担と各検討内容の詳細を議論する会議が7月10~12日に札幌で行われました。今後、この議論を基に次期検討フェーズの契約書がまとめられることになります。
http://tmt.nao.ac.jp/blog/795
7月13日にTMT推進小委員会が開かれました。今回は委員改選後はじめての会合で まず委員長に東北大の秋山正幸さんを選出しました。現在のメンバーについては以下のサイトをご参照ください。前委員会で議論していた項目と今後の課題、 申し送り事項について、ひと通り確認を終えた後、光赤外専門委員会からのチャ ージである、バックアップサイトとして選定されたラパルマに建設することに なった場合に国立天文台が取るべき方向性という課題について、今後の議論の方向性を検討しました。
https://tmt.nao.ac.jp/researchers/subcom/
7月24日-25日に第14回TIO評議員会が開催されました。
今後、ハワイでの現地建設再開という重要な時期を迎えるにあたって、評議員会 としてのプロジェクト管理強化をはかるために、日本側から以下の提案を行いました:
1)については、建設地を巡る事態の進展が著しい中、各メンバーの評議員会代表 がメンバーとなるMKSA委員会を発足することを了承しました。MKSA委員会は随時 招集し、プロジェクトオフィスの提案を受けて、山頂アクセスに関する重要事項 やスケジュールの方針を決断します。2)は継続審議、3)は9月にTIO財務担当者 を日本に呼び、協議することとなりました。4)については、今回の評議員会でも 日本側からの提案で議題を変更できるなど、改善の方向になっています。これらの提案には、プロジェクトオフィスの意向や各メンバーの考え方が違って議論が 紛糾することも覚悟していましたが、比較的すんなり合意が得られました。
他にはプロジェクト側からの報告として、マウナケアの今後のスケジュール見通 しがハワイ弁護士から報告され、ラ・パルマの建設承認取得について一部手続き を省略できることが確認されるなど、順調に進んでいることが報告されました。 (Amano元判事のTMT建設地利用許可の勧告はこの翌日の公表となりました。)
8/22-8/29 TMT Future Leaders workshop
9/20-9/21 IRIS Preliminary Design Review 2
9/25 TMT推進小委員会
9/27 TMT第2期観測装置ラボツアー(TMT-AGE@東北大学)
9/28 TMT第2期観測装置ラボツアー(SEIT@北海道大学)
10/4-10/5
TIO SAC
10/10-10/11 TIO評議員会
10/14-10/15 三鷹・星と宇宙の日2017
11/7-11/9 TMT Science Forum
11月7-9日の3日間、インド・マイソールでTMTサイエンスフォーラムが開かれま す。毎年継続して開催されているもので、昨年は京都で開かれましたが、NSF(全 米科学財団)から開催予算の提供を受け開かれるものとしては今回が最後になります。将来装置の策定を念頭においた、最先端のサイエンス、観測装置技術を中心に議論されるほか、ISDTのface-to-face meetingも行われる予定です。日本人研究者には旅費補助の用意がありますので奮ってご参加ください。詳しい情報は以下でお知らせしていく予定です。
http://conference.ipac.caltech.edu/tmtsf2017/
TMTの第1期観測装置の一つであるIRISは昨年11月に基本設計審査会第一弾を無事 通過し、基本設計の最終段階に入りました。審査会では、科学観測の流れをもっと明瞭にし、それに必要な装置機能や運用を考えるべきだということが指摘されました。それを受けて、IRISサイエンスチームのメンバーと装置開発者によるサイエンスミーティングが4月7日にTMT国際天文台オフィスで開催されました。詳しくは以下をご覧ください。
http://tmt.nao.ac.jp/blog/787
4/27-28の2日間、TMT SAC会議が開かれました。これまでサイトの問題で足踏み せざるを得なかった、将来装置計画について進展させるために、まずは2011年に 策定した将来装置の機能とそれを実現する技術について、最新情報を勉強していこうということになりました。その一環として、可変副鏡の検討がAOグループで始まりました。
TMTの観測装置 WFOSは、光学設計検討を重点的に行う開発フェーズにあります が、その最終報告会が5月2日~3日にTMT国際天文台で行われました。開発チームの各担当者から検討報告が行われる中、国立天文台からは結像光学系の光学設計や、装置に用いるガラスの材質に関する調査について報告しました。これらの検討報告を外部有識者の方々に評価していただき、それを参考にしながら次の開発フェーズの活動内容を決めることになります。
http://tmt.nao.ac.jp/blog/769
5月4日と5日にパサデナのTMT国際天文台本部にて、第13回TMT国際天文台評議員 会が開催されました。ハワイ州土地天然資源局によるマウナケアでの建設地使用 許可の再審理スケジュールの見通しなどを検討し、評議員会での今後の審議スケ ジュールなどを議論しました。このほか、バックアップサイトの検討費の追加支出と、カリフォルニア大学・カリフォルニア工科大学の現金支払いスケジュールの見直しを承認しました。
合意書の見直しについては、評議員会に先立ち5月1日と2日に、望遠鏡時間の配 分方式やコストの再見積などについて、顧問弁護士団を交えて種々意見交換を行いました。その後、評議員会で、審議事項を確認した上で引き続き協議を続けることを合意しました。
6/9 Science in Japan Forum 2017
6/18 図書館活用講座@相模大野図書館
6/18 市民自由講座@八王子市
7/6-7/7 TIO SAC
7/24-7/25
TIO 評議員会
8/22-8/29 TMT Future Leaders workshop
11/7-11/9 TMT Science Forum
TMTの将来を担う若手研究者・技術者向けの国際研修会が8月22から29日に開催さ れます。昨年12月にHiloで開催された第1回に続くもので、今回はSanta Cruzで の開催で、期間も長くなっています。この研修会は、TMT計画での研究や開発に参加するために有用な知識・情報を得るだけでなく、多様な文化的背景を持つ人々が協力して事業を進めるために何が必要か、ともに学ぶ機会となるものです。大学院生をはじめ、若手の皆さんの積極的な参加を期待します。
研修会情報、および参加申し込みは以下のページをご覧ください。
https://isee-telescope-workforce.org/workshop_aug_2017/
第1回の研修会の様子は、以下をご参照ください。
http://tmt.nao.ac.jp/blog/717
参加申し込みをされる際には、TMT推進室にもぜひご連絡ください。
TMT推進室では、日本から参加される方の旅費補助も用意しています。
TMT観測装置の実現に向けた基礎開発を長期的戦略をもって行うために設置され たTMT戦略基礎開発研究経費への提案を募集しています。応募〆切は4月30日です。詳しくは以下をご覧ください。
https://tmt.nao.ac.jp/researchers/support/
国立天文台TMT推進室では、TMTを用いた観測的研究の計画立案や新たな観測装 置の開発などを支援する目的で、TMTに関連した研究会支援の公募を行います。 TMTに関する議論がプログラムに明示、あるいは一部にTMTセッションを設ける場合を対象に、参加者の旅費/会場借用費等の開催費用の援助を行います。詳しくは以下をご覧ください。
https://tmt.nao.ac.jp/researchers/support/
TMT国際天文台 (TIO) は、米国ハワイ州マウナケア山頂域にTMTを建設するため に必要な保護地区利用許可の承認手続きに取り組んでいます。一方、万一ハワイ で許可が得られない場合に備え、スペイン カナリア諸島を代替建設候補地とす ることを決め、カナリア天体物理研究所 (IAC) と事前協議を進めてきました。3月28日には、TMTをラ・パルマに建設するとなった場合を想定した受入合意書へ の署名が行われました。詳しくは以下をご覧ください。
http://tmt.nao.ac.jp/info/746
2017年3月10日から17日にかけて、ハワイ島でJourney through the Universeと いう学校訪問授業、先生向けの講習会、家族向けのイベントを行う宇宙教育プロ グラムがありました。Gemini観測所が中心となって2005年から始まり、国立天文 台ハワイ観測所の職員が初期から出前授業等で協力しています。TMT推進室でも 3年前より、ハワイに出張し出前授業を行っています。
http://www.gemini.edu/journey
http://subarutelescope.org/Topics/2006/06/05/j_index.html
http://tmt.nao.ac.jp/blog/210
2017年は 臼田が Hilo Intermediate Schoolの7年生と8年生2クラス、Waiakea Intermediate Schoolの7年生に天文学の授業を行いました。ヒロではTMTもスポ ンサーを務めるロボットコンテストに積極的であるため、Robotics Devices for Subaru Telescope & TMT という題目で、すばる望遠鏡のTUE (Top Unit Exchanger) とCIAX (Cassegrain Instrument Automatic eXchanger)、TMTのSHS (Segment Handling System) 等の紹介をし、過酷な環境のマウナケア山頂においてロボット技術が効率の良い運用に役立っていることを説明しました。
4/7 IRIS Science meeting
4/19-4/21 宇宙・天文EXPO
4/27-4/28 TIO SAC
5/2-5/3 WFOS OMDR Tier C review
5/4-5/5 TIO評議員会
5/20-5/25 日本地球惑星科学連合大会
8/22-8/29
TMT Future Leaders workshop
マウナケア山頂域の保護地区利用許可再審査の手続きとして、公聴会が昨年10月 から開催されてきましたが、3月2日(現地時間)に、全証言者による証言とそれに対する質疑応答が完了しました。昨年10月20日以来、公聴会は44回開催され、 71人が証言に立ちました。今後は、証拠となる書類の確定と開示などの手続きをへて、公聴会審査官の提言が発表され、最終的にハワイ州土地・天然資源委員会で審議されることになります。
http://tmt.nao.ac.jp/info/736
TMTの分割主鏡の鏡材は全て日本で製作します。日本以外の研磨分担国へは、円 盤状に切り出した鏡材の表裏両面を主鏡の曲率半径に近い球面に研削してから、 輸出します。その最初の海外出荷が2016年10月に米国に向けて行われ、12月に7 枚の鏡材が無事オークランドに到着しました。
輸送方法として、今後も大量に送るため船便のコンテナを選択しましたが、積み下ろし作業中に20G程度の衝撃が掛かることも珍しくありません。そこで実際に 梱包した鏡材を落下させる試験を行い、40G以上の衝撃でも鏡材が破損しないことを事前に確認しました。最初の出荷でも衝撃記録計を取り付け、輸送上の大き な問題が無かったことが確認できたので、その後さらに45枚の鏡材を3回に分けて輸出しました。到着した鏡材はシリコンバレー近くの倉庫に保管され、米国で の研磨が開始されるのを待つことになります。
2016年12月に、望遠鏡本体の詳細設計に対する国際審査会(第3弾)が行われ、審 査員から高い評価を得て無事終了しました。今後、望遠鏡本体の開発フェーズは 詳細設計段階から製造準備段階へと移行していきます。詳しくは以下をご覧くだ さい。
http://tmt.nao.ac.jp/info/724
1/26-1/27の2日間、TMT SAC会議が開かれました。
サイトがラパルマに変更された場合に、どれくらいサイエンスの優先度や観測所 運用に影響があるかについて議論がされ、近-中間赤外の長波長観測など一部の 機能を除いて大きな変更がないことを確認しました。建設費が安く抑えられれば それだけ将来観測装置開発を拡げサイエンスの可能性を増やすこともできます。 これまでサイトの問題で足踏みせざるを得なかった将来計画について考え始める べきだという認識で合致しました。また2017年のTMT
Forumはインドで11-12月ごろに行うことが決定いたしました。詳細につきましてはまたご連絡いたします。
以下のようにTMTによるダークマター、ダークエネルギー、宇宙論研究の国際会 議を3回シリーズで開催いたします。1回目は中国で8/30-9/2に開催されます。 参加登録が始まりましたので、興味をお持ちの方はぜひ参加をご検討ください。
https://conferences.pa.ucla.edu/dark-universe/index.html
1/30にTMT推進小委員会が開かれました。今回は委員改選に伴い、光赤外専門委 員会に推薦する新委員候補を選出しました。選出にあたっては、分野・所属機関 のバランス、隣接分野とのリエゾン、すばるとのシナジー、将来装置の検討、将来的なSAC委員の推薦などを念頭に行いました。また次期委員会で議論していただきたい課題として、サイエンス検討や装置開発の支援の方法、運用検討、学生 ・一般社会向けの教育・普及などが挙げられました。
2017年2月1日・2日にTMT国際天文台評議員会がパサデナで開催されました。
1.ハワイ関連では、保護地区利用許可(CDUP)の公聴会が3月上旬には終了の見込 みであること、ハワイ州土地・天然資源委員会によるCDUP認可は夏ごろと見込ま れること、UHからTMTへの土地転貸借(サブリース)についての公聴会開催は不要 とする新たな法案が提出されたことなどが報告され、関連して土地借料の支払い は中断するが教育資金 THINK Fundの支援は継続することを了承しました。一方、ラパルマ関連では合意書署名準備状況とラパルマでの環境問題に対する動きについての報告がなされました。
2.建設スケジュール遅延などに伴い、TMT国際天文台合意書群の改定の必要性と スケジュールについて協議しました。日本からはこれまでの指摘事項(主鏡研磨 を4者で分担する作業の価値付け、建設コストブックの見直し等)に加えて、将来 の参加メンバーに不利にならない価値の見直し等を提案しました。3月3日までに 各パートナーから意見を集約し、弁護士を交えた代表者会議を経て、5月の評議 員会で議論する予定です。
3.建設地の最終決定について、(1)CDUP、(2)サブリース、(3)建設地への安全な アクセス、(4)不足予算の補充の見込み、(5)マウナケアの2033年期限のマスター リース更新、の5項目に関する情報を10月の評議員会までに整理し、建設地の決 議を目指すことを確認しました。日本としては、ハワイ最優先である姿勢に変わ りはないこと、建設地変更の場合は文部科学省や学術審議会等との協議が必須な ため、最終決議に数ヶ月以上必要であることを説明しました。
国立天文台が行っている学校での出前授業プログラム「ふれあい天文学」に TMT 推進室メンバーも参加しています。メンバーによる出前授業では、TMT計画の紹 介を含め、子供たちに科学の魅力と将来への期待を語っています。この事業に寄 付金の一部を活用させていただいています。
4月19日(水)-21日(金)にパシフィコ横浜で開催される宇宙・天文EXPOに、国立天 文台のブースを出展します。今年は、TMTに加えて、天文シミュレーションプロ ジェクトが参加して研究紹介や「Mitaka VR」による展示を行います。入場料は、 以下のウェブページから事前登録を行えば無料になります。TMT関連の講演会 (国立天文台の研究者が語る天文コース)も21日に開催されますので、こちらも事 前にお申し込みの上ご来場ください。
来場事前登録
講演会の申込
5月20日(土)-25日(木)には、幕張メッセで行われる日本地球惑星科学連合大会に 出展します。パブリックセッション開催日(5月20、21日)には、一般の方も会場内 の展示を無料でご覧いただけますので、ぜひご来場ください。
http://www.jpgu.org/meeting_2017/to_public.html
以下の報告については、TMT推進室ウェブサイトをご覧ください。
3/10-3/17 Journey through the Universe
4/19-4/21 宇宙・天文EXPO 2017
4/27-4/28 TIO SAC
5/4-5/5 TIO評議員会
5/20-5/25 日本地球惑星科学連合大会 2017