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IRISサイエンスミーティング

投稿者:TMT推進室

TMTの第1期観測装置の一つであるIRIS(InfraRed Imaging Spectrograph、近赤外線撮像分光装置)は昨年11月に基本設計審査会 第一弾(Preliminary Design Review 1, PDR-1)を無事通過し、基本設計の最終段階に入りました。審査会では、科学観測の手順をもっと明瞭にし、それに必要な装置機能や運用を考えるべきだということが指摘されました。それを受けて、IRISサイエンスチームのメンバーと装置開発者によるサイエンスミーティングが4月7日にカリフォルニア州パサデナにあるTMT国際天文台オフィスで開催されました。日本からはIRIS撮像系開発チームの早野と鈴木が参加しました。

ミーティングでは、最初にIRIS開発の現状が報告され、続いて、IRISサイエンスチームのメンバーそれぞれが、TMT/IRISによる典型的な観測例を発表しました。また、星像の安定性と再構成(PSF reconstruction)、測光精度、迷光やゴースト、検出器の飽和と履歴現象など、観測限界を決定する重要な要素について議論を交わしました。これは、これからの観測装置の仕様や設計に影響する重要なポイントです。

最後に、観測例をさらに充実して装置開発へのフィードバックを継続するため、今後も定期的なサイエンスミーティングを開催することで合意し、無事閉会となりました。

写真:Shelley Wright(IRIS Project Scientist)提供

 

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