[1] TMT計画への応援メッセージ募集中
国立天文台TMTプロジェクト室は、計画推進のため皆様からの応援メッセージ の募集を開始しました。TMT計画に期待を寄せる皆様からの熱い励ましの言葉を お待ちしています。お近くの方に声をおかけください。メッセージは、国立天文 台TMTプロジェクト室ウェブサイトよりお寄せください。
TMT計画応援メッセージ募集中
国立天文台TMTプロジェクト室は、計画推進のため皆様からの応援メッセージ の募集を開始しました。TMT計画に期待を寄せる皆様からの熱い励ましの言葉を お待ちしています。お近くの方に声をおかけください。メッセージは、国立天文 台TMTプロジェクト室ウェブサイトよりお寄せください。
TMT計画応援メッセージ募集中
2012年日本天文学会春季年会でTMT特別セッションを開催します。今回の特別 セッションでは、TMT計画の現状を報告するとともに、天文学の新しい展開が期待されるいくつかの TMTキーサイエンスについて広く天文学コミュニティのみな さんにご紹介したいと思います。TMT計画の実現のためには、日本にとって、今 こそ開発・研究体制に大きな変革が必要です。今後日本がどのように具体的に この計画に寄与し、どのような科学運用を推し進めていくべきか、についての議 論を通じて、様々な分野の研究者が積極的に参加する機運を盛り上げていきたいと思います。
10/10(月)に、TMTのScience Advisory Committee (SAC:注) がパサデナのTMTオ フィスにて開催されました。日本からは、国立天文台TMTプロジェクト室から、 家・臼田が現地で、柏川がTV会議で参加しました。以下、概要について報告しま す。
(注)ユーザーの立場からTMTの望遠鏡や装置、サイエンスについて議論する会議。3ヶ月毎に開催。日本からは、秋山(東北大)、家、臼田、柏川(天文台)がメンバーとして参加
2011年10月11-12日に開催されたTMTボード会議にて、TMT覚書(LOI)にカリ フォルニア大学、カリフォルニア工科大学、カナダ天 文学大学連合、国立天文 台、中国国家天文台の五者の代表者の署名が整ったことが確認され、それまでの 合意に基づき、第一回TMT協力評議会 (TMT Collaborative Board)を発足させ ることが宣言されました。日本からのメンバーは観山、家、高見の3名。インド は近く署名予定です。初代議長はHenry Yang, 初代副議長はEd Stoneとすること を全員一致で了承しました。
NSFへの共同提案に向けて各パートナーの役割分担の協議を行いました。NSFの フル参加を予定した基本プランに 加え、バックアッププランの検討も行った。 今後、役割分担の合意書(MOU)を交わす必要があります。予算のめどが立った ら、建設の義務と権利を明言 したPartnership Agreementに進むことになりま す。
ホノルルAPEC開催に合わせ、ハワイ州知事主催のTMT推進のレセプションが州 知事公邸にて11月11日の16時から開催されました。ニール・アバ クロムビー州 知事、ダニエル・イノウエ上院議員、グリーンウッドハワイ大学長、ヘンリ・ヤ ンカリフォルニア大学長、ジャン・ルー・シャモーカリ フォルニア工科大学長 がそれぞれTMTの実現に向けて、力強い挨拶をされました。日本からは観山台 長、家、高見が参加しました。
日本独自のTMT第2期観測装置を提案すべく、第7回TMT装置検討会が12/7(水)に開 かれました。約20名の参加者があり、4件の装置提案について順次プレゼンテーシ ョンを行いました。各装置の進捗状況の確認とともに、各装置提案としてどこを どのように強化していくべきか、開発を支える体制はどうあるべきか、などについて 議論を行いました。評価委員による詳細コメントは、各提案にフィードバックされ ました。これらを参考にしつつ、さらに詳細な装置検討に入ります。 次回(第8回)は 2012年6月6日頃
の開催を予定しております。
装置検討会 web page
TMTプロジェクトの日本における推進をめざし、光赤外線天文研究者のボトム アップの行動の必要性・TMT計画の進捗の早い段階から提言を行う必要性から、 光赤外専門委員会の下にTMT推進小委員会が設けられています。本年度第3回目と 第4回目の委員会が9/27(火)と11/25(金)にそれぞれ開催されました。TMT装置開発 ・検討について重点的な予算の配分の提案/要求、web応援メッセージ欄の立ち上げ (上記[1]参照)、来春の日本天文学会におけるTMT特別セッション(上記[2]参照)、 他分野に向けての情報発信促進、などについてアクションが始まりつつあります。
議事録は随時以下のページにて公開いたします。TMTの推進に関わるご提言、ご意見のある方はお近くの委員の方にお問い合わせください。
TMT推進小委員会
第2回すばる望遠鏡公開講演会の開催が以下のように決まりました。
日時: 2012年3月4日午後
場所: 一橋記念講堂(東京都千代田区)
講師: 有本信雄、児玉忠恭、柏川伸成(国立天文台)
宇宙史における銀河進化について、すばるによる研究成果からTMTで期待される研究が語られます。詳しくは次号とウェブにてご案内いたします。
TMTプロジェクト室長・家正則教授が、平成23年度秋の紫綬褒章を受章しました。最遠方宇宙の観測研究やすばる望遠鏡の補償光学、TMT計画の日本代表などの多面的な業績と天文学への貢献が評価されたものです。詳しくはすばる望遠鏡のウェブページ(以下)をご覧ください。
http://www.naoj.org/Topics/2011/11/22/j_index.html
(最近の活動・報告)
[2011年]
9/27 TMT推進小委員会を開催 (上記報告)
10/10 TMT SAC (上記報告)
10/11-12 TMT ボード会議 (上記報告)
10/22 三鷹 星と宇宙の日 でTMT室も出展
11/25 TMT推進小委員会を開催 (上記報告)
12/7 TMT装置検討会を開催 (上記報告)
12/8-9 IRIS Conceptual Design Review
(今後の予定)
[2012年]
1/11-12 TMT SAC (コナ)
1/30-31 TMT ボード会議
7/14-15に、TMT SACがパサデナのTMTオフィスにて開催されました。日本から は、秋山(東北大学)・柏川(国立天文台)、及び臼田(国立天文台)がリモートで 参加しました。NSFによるGSMT選択判断の中止(延期)、JWSTの予算凍結の可能 性、など流動的な取り巻く状況を念頭に、観測装置計画、運用計画などについて 慎重な議論を行いました。
3ヶ月ごとのTMTボード会議が7月18日―19日に開催されました。国立天文台は 2008 年にTMTとの計画推進に関する意向表明書に台長が署名しておりますが、今 回その後、中国とインドも参加意向表明があることを踏まえ、建設開始にいたる までの新たな “TMT Collaborator Board'”の設立に関する意向表明書(LOI)の 内容について合意しました。建設期のプロジェクトの意志決定システムを規定す る”Governance Structure” についても歩みよりが見られ、各パートナーを代表 する署名人に署名を依頼する手続きに進むこととなりました。次回 10月のTMT ボード会議までに三者以上の署 名が入ればLOIは有効となります。LOIの内容に ついては日本の弁護士にも問題無いことを確認して戴いております。
米国NSFの早期出資の見通しが立ちにくい状況ですが、日本、中国、インドは 本予算要求に向けて準備を進めています。2014年度からの建設開 始、2020年頃 の完成を目指して、各パートナーが整合性のある予算要求を行うため、全パート ナーが合意できるビジネスプランの策定に向けて、その後もほぼ隔週開催の代 表者会議で、粘り強い交渉を進めています。
2011年7月23日放送のNHKサイエンスZERO「宇宙の一番星をねらえ!史上最大の望遠鏡プロジェクト」で、すばる望遠鏡補償光学とともに、TMTプロジェクトが紹介されました。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp354.html
また、「ラジオ深夜便」の「ナイトエッセー」に家プロジェクト室長が出演し、「最新望遠鏡で見る宇宙」というタイトルで語りました(全4回)。10月10日まで、以下のページにてお聞きいただけます。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html
(最近の活動・報告)
[2011年]
6/27-6/28 TMT オペレーションレビュー
7/14-15 TMT SAC
7/18-19 TMT ボード会議
9/5 TMTサイエンス検討報告会@京大理セミナーハウス(次号で報告予定)
[2011年]
9/27 TMT推進小委員会
10/10 TMT SAC
10/11-12 TMT ボード会議
10/22 三鷹 星と宇宙の日
12/7 TMT装置検討会
12/8-9
IRIS Conceptual Design Review
5月17日に、山田亨東北大学教授・TMT推進小委員会委員長をはじめ、6大学から9人の天文学者が佐藤勝彦自然科学研究機構長を訪問し、TMT計画のいっそうの推進にむけて要請が行われました。大学の天文学者が揃って機構長と懇談をもったのはこれが初めてで、山田さんによるとたいへん有意義な意見交換ができたとのことです。
日本独自のTMT第2期観測装置を提案すべく、第6回TMT装置検討会が6/1(水)に開かれました。
約20名の参加者があり、4件の装置提案について順次プレゼンテーションを行いました。各装置の進捗状況の確認とともに、現在TMT-SACにおいて議論されている第2期装置のあり方・決定方針案を受けて、日本として、各装置提案として、どう対応するべきか、どこを強化していくべきか議論を行いました。この点についても引き続き、本検討会で議論を重ねていく予定です。評価委員による詳細コメントは、各提案にフィードバックされました。これらを参考にしつつ、さらに詳細な装置検討に入ります。次回(第7回)は
2011年11月29日頃 の開催を予定しております。
装置検討会 web page
TMTプロジェクトの日本における推進をめざし、光赤外線天文研究者のボトムアップの行動の必要性・TMT計画の進捗の早い段階から提言を行う必要性から、光赤外専門委員会の下にTMT推進小委員会が設けられています。本年度第2回目の委員会が6/7(火)に開催されました。概算要求に向けたこれまでの動きについて、現状の把握と今後の取り組み方について議論がありました。現在提案されているTMT建設期の運用組織案については、パートナー間の公平性を重視した組織作りをする必要性を確認しました。5月中旬には、本委員会が大学の研究者を組織し、TMT計画のいっそうの推進にむけて自然科学研究機構へ陳情(上記報告 [1]参照)に赴きました。今後の具体的なアクションとして、国立天文台の共同開発経費に、TMT装置開発・検討について重点的な予算の配分を提案/要求していくこと、秋の光天連シンポジウムに時期を合わせてのサイエンス検討の報告会、また来春の日本天文学会においてTMT特別セッションを企画すること、などについて合意しました。
議事録は随時以下のページにて公開いたします。TMTの推進に関わるご提言、ご意見のある方はお近くの委員の方にお問い合わせください。
TMT推進小委員会
TMTプロジェクト室長・家正則教授が、平成 22 年度の東レ科学技術賞を受賞しました。受賞理由となった研究業績は「初期宇宙史の観測的研究とレーザーガイ ド星補償光学装置の開発」です。この賞は、理・工・農・薬・医学の分野で、学 術上の業績が顕著であるか、技術的に重要な業績・波及効果がある研究を行った 研究者に授与されます。最遠方銀河の探査・解明と補償光学装置の開発はいずれ もTMTの重要課題であり、家教授とともに研究を進めてきたグループの今後の研 究・開発の展開が期待されます。
詳細はすばる望遠鏡のウェブページをご覧ください。
http://www.naoj.org/Topics/2011/05/31/j_index.html
(最近の活動・報告)
[2011年]
6/1 第6回 TMT装置検討会 (@ NAOJ/三鷹)
6/7 TMT推進小委員会 (@ NAOJ/三鷹)
(今後の予定)
[2011年]
6/27-6/28 TMT オペレーションレビュー
7/14-15 TMT SAC
7/18-19 TMT ボード会議
9/5 TMTサイエンス検討報告会@京大理セミナーハウス
2011年4月より、橋本哲也研究員が着任しました。現在のプロジェクト室メンバーは以下のとおりです。
(専任)
家正則 教授 (プロジェクト室長)
山下卓也 教授
柏川伸成 准教授
橋本哲也 研究員
(併任)
高見英樹 教授 (ハワイ観測所)
臼田知史 准教授 (ハワイ観測所)
児玉忠恭 准教授 (ハワイ観測所)
青木和光 助教 (ハワイ観測所)
今西昌俊 助教 (ハワイ観測所)
高遠徳尚 助教 (ハワイ観測所)
3月28-30日にカナダのVictoriaで"TMT Science and Instrument Workshop 2011"が開催されました。TMTのパートナー国を中心に105名の参加者を集め、51 の口頭講演と4つのポスター講演がありました。サイエンスセッションでは5つの 分野ごとにTMTで行う新しい天文学についての興味深い観測提案があり、また装 置セッションでは初期装置及びAOのレビューに加え、次世代装置についての可能 性が示されました。日本からの12名の参加者は全員発表を行い、サイエンス・装
置検討共に日本のプレゼンスを十分に示すことができました。講演資料は以下の ページで取得することができます。
https://www.astrosci.ca/tmtsci2011/Program.html
このWSの直後3月31日,4月1日の2日間にわたって同じくVictoriaでTMT SACが開かれました。SACではこのWSを受けて第2期装置にふさわしい"機能"について重点的 に議論がなされました。概ね高分散分光器に多くの関心が集まっています。これ を受けて日本での装置グループでの検討が必要です。またTMTの運用方針につい てもかなり具体的な案が固まってきました。今後、TMT推進小委やコミュニティ からのフィードバックが必要です。
4月12日に国立天文台三鷹で、平成23年度第1回TMT推進小委員会が開かれまし た。3月末のVictoriaWSを受けて、今年度の具体的な活動目標、特に、サイエン ス検討・装置検討を今後どう推進していくか、大学における推進体制とどう連携 させていくかについて議論されました。またTMTの運用方針案について、今後日 本としてどのようなフィードバックをかけるべきか、来年度の予算要求につい て、推進委員会としてどのような効果的なアクションをしていくべきかについ て、白熱した討議がなされました。議事録などは以下のページで参照可能(予定)です。
https://tmt.nao.ac.jp/researchers/subcom/
日経サイエンス5月号に、編集部の中島林彦氏による記事「『すばる』を超える 史上最大の望遠鏡」が10ページに渡って掲載されています(TMTプロジェクト室協 力)。TMT計画とその検討状況がわかりやすく紹介されています。
(最近の活動・報告)
[2011年]
3/28-30 TMT Science and Instrumentation Workshop 2011(@ Victoria, Canada)
3/31-4/1 TMT SAC (@ TMT/Victoria, Canada)
4/12 第3回 TMT推進小委員会 (@ NAOJ/三鷹)
4/18-19 TMT Board会議 (@ TMT/Pasadena)
(今後の予定)
6/1 第6回 TMT装置検討会 (@ NAOJ/三鷹)
TMTプロジェクトの日本における推進をめざし、光赤外線天文研究者のボトムアップの行動の必要性・TMT計画の進捗の早い段階から提言を行う必要性から、光赤外専門委員会の下にTMT推進小委員会(委員長:山田亨[東北大])が設置されました。
TMT推進小委員会の役割は次の通りです。
約2ヶ月に1度委員会を開催しTMT推進に関する議論を行います。
議事録は随時以下のページにて公開いたします。第1回(昨年12/28開催)の議事録は既に掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
TMTの推進に関わるご提言、ご意見のある方はお近くの委員の方にお問い合わせください。
TMT推進小委員会
日本全国の天文学コミュニティーからの、中堅若手を中心とする総勢51名のご協力を得て、TMTを用いた次世代のサイエンスについて、今年度当初(4月)より検討を重ねて参りましたが、この度その検討報告書が完成しました。
サイエンス検討会には、光赤外コミュニティーに限らず、他波長の研究者や理論家も多数参加し、多方面から日本の独創性の観点も大事にしつつ検討を行ってきました。その結果が合計392ページもの大作に仕上がりました。
この活動を通してTMTへ向けたコミュニティーの機運が高まったと感じております。ご協力下さった方、本当にありがとうございました。なお、この活動にはTMTプロジェクト室が全面的に資金援助を行いました。
報告書はこれから随時コミュニティーに配布していきます。また、TMTプロジェクト室ホームページにて電子版も公開する予定です。
(最近の活動・報告)
(過去の活動・報告はwebページをご覧ください)
[2011年]
1/25-26(*) TMT Board 会議 (@ TMT/Pasadena)
1/31 学術会議物理学委員会「学術の大型施設計画・大規模研究計画に関する物理系シンポジウム」 (@ 学術会議/乃木坂)
3/4(*) 第2回 TMT推進小委員会 (@ NAOJ/三鷹)
3/16-19(中止) 日本天文学会2011年春季年会 (@ 筑波大)
(今後の予定)
3/28-30 TMT Science and Instrumentation Workshop 2011(@ Victoria, Canada)
3/31-4/1 TMT SAC (@ TMT/Victoria, Canada)
4/12 第3回 TMT推進小委員会 (@ NAOJ/三鷹)
4/18-19 TMT Board会議 (@ TMT/Pasadena)
6/1 第6回 TMT装置検討会 (@ NAOJ/三鷹)
本ニュースレターは、2008年5月の創刊から計27通(特別号含む)にわたり、 秋田谷が編集を担当してお送りして参りましたが、この3月をもちまして 国立天文台TMTプロジェクト室を離れることとなりました。拙い紙面編集ではありましたが、これまでのご愛読、誠にありがとうございました。
TMT室では、4月以降人員体制を強化し、TMT計画の実現に向けた活動をより 活発化させて参ります。引き続きのニュースレターのご愛読、そして、TMT室の 活動に対するご支援をよろしくお願いいたします。
2011/3/25 TMTプロジェクト室研究員 秋田谷 洋
1/25-26に、TMT Board会議(*1)がパサデナの TMT新オフィスにて開催されました。日本からは、高見・家(国立天文台)が参加しました (家はTV会議参加)。以下、概要について報告いたします。
(*1) TMT計画の最高決定機関であり、各パートナーの代表によって構成されている。TMT-SAC、TMTプロジェクトオフィスなどの検討・報告をもとに、大きな方針を決める。たとえば、サイトの決定、各パートナーの役割分担、建設開始決定、など。次回は4/18-19。
Board会議は、2011年1月25、26日にパサデナ市内の新オフィスで行われた。 ここは以前と比べると、Caltechから徒歩30分余りと利便性の良いところである。 フロアは開放的で、会議室も広く、以前のような窮屈な思いをしなくて 良くなった。
参加者は、これまで同様のUC、Caltech、Canada、日本、中国、に加えて、 初めてインドから現地参加があった。また、米国国立科学財団(NSF)からDonald Terndrup氏が加わった。氏は、GSMT(Giant Segmented Mirror Telescope; TMTとGMTを総称したもの)から1つを選び出す担当者である。
其々の予算要求の時期を確認して、それに間に合うようにパートナーの役割分担(ビジネスプラン)を確立することが議論された。
装置予算については、年間約21Mドルが現実的であるとの議論があった。第2期以降の装置製作プランについては、新しいパートナーが加わったことにより、再検討をすることとなった。3/28-30にワークショップをカナダ・ビクトリアで行う予定(本ニュースレター記事[2]参照)。
3/28-30に、カナダ・ビクトリアにおいて TMT Science and InstrumentationWorkshop が開催されます。
このワークショップでは、初期観測装置(IRIS、WFOS/MOBIE、IRMS、NFIRAOS) および第二期観測装置について紹介し、新しいアイディアや実現可能性などに ついて議論すると共に、それらを用いたサイエンスの検討内容についても議論・ 検討することが目的です。
日本では最近TMTサイエンス検討報告書が完成しました。報告書作成に 尽力いただいた方の中から、大内(東大)、秋山(東北大)、児玉、成田(国立 天文台)、川端(広島大)各氏が招待講演者として参加されます。また、初期観測装置の一つIRMSによるサイエンスについて東谷(UC Riverside)氏、 日本が提案する観測装置については、これまでの検討結果について、 本田(神奈川大)氏、および、柏川、臼田(国立天文台)が招待講演者として 紹介します。
一般講演も以下のweb pageで受け付けております。旅費支援はありませんが、興味のある方は是非ご参加ください。
研究会 web page
なお、このワークショップで検討された結果をもとに、3/31-4/1に開催されるTMT SACで第二期観測装置について議論します。SACには、日本からは柏川・臼田(国立天文台)が参加する予定です。
(*)印は、本News Letterで扱った項目
(最近の活動・報告)
(過去の活動・報告はwebページをご覧ください)
[2010年]
12/1 第5回TMT装置検討会 (@NAOJ/三鷹)
(12/4 前回 News Letter No. 24 発行)
[2011年]
1/19-20 すばるユーザーズミーティング (@ NAOJ/三鷹)
1/18-21 TMT Cost Review会議 (@ TMT/Pasadena)
1/25-26(*) TMT Board 会議 (@ TMT/Pasadena)
1/31
学術会議物理学委員会「学術の大型施設計画・大規模研究計画に関する物理系シンポジウム」 (@ 学術会議/乃木坂)
(今後の予定)
3/4 第2回 TMT推進小委員会 (@ NAOJ/三鷹)
3/16-19 日本天文学会2011年春季年会 (@ 筑波大)
TMT関連講演2件を予定。主鏡分割鏡試作品実物展示予定。
3/28-30(*) TMT Science and Instrumentation Workshop 2011 (@ Victoria, Canada)
3/31-4/1 TMT SAC (@ TMT/Pasadena)
4/18-19 TMT Board会議
(@ TMT/Pasadena)
6/1 第6回 TMT装置検討会 (@ NAOJ/三鷹)