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「これで君も天文学者!?」~簡易分光器を用いたワークショップ

投稿者:TMTプロジェクト

12月15日(日)に三鷹市公会堂さんさん館において「日本宇宙少年団分団サイエンスキッズみたか」に参加している子どもたちを対象に、簡易分光器製作のワークショップが行なわれました。前半が分光についてのお話、後半は分光器作りと観察で、TMTプロジェクトの尾崎が講師を務めました。

小学生を中心に24人の子ども達が参加しました。

小学生を中心に24人の子ども達が参加しました。

科学に興味のある子どもたちが集まっているせいか、最初の分光についてのお話では質問に対して積極的に発言してくれて、講師も楽しくなりました。専門的な知識を持っている子も多く、中にはフラウンホーファー(※太陽スペクトル中の暗線の名前「フラウンホーファー線」の由来となっているドイツの物理学者)という言葉を知っている子もいて、驚かされました。

簡易分光器は厚紙とCD-Rで作ります。国立天文台から水素、水銀、ネオンの放電管を持っていき、作った分光器でスペクトルの違いを見てもらいました。その外に蛍光灯や太陽のスペクトルも観察しました。やはり実際に体験するほうが断然面白いようで、みんなワイワイガヤガヤ言いながら楽しそうに覗いていました。子どもだけでなく保護者の方々もスマフォでスペクトルの撮影にチャレンジするなど楽しんでおられたのも印象的でした。

自作の分光器で放電管のスペクトルを観察する子ども達

簡易分光器で観察されたスペクトル

(写真提供:サイエンスキッズみたか)

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