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TMT主鏡システムの詳細設計審査に参加

投稿者:TMT推進室

7月26日~27日にパサデナのTMT国際天文台オフィスで、主鏡システムの詳細設計審査会が行われ、TMT推進室からは、林(審査員)、大屋、山下、家の4名が参加しました。主鏡システムは、574枚の分割鏡(82枚のスペアを含む)と分割鏡支持機構からなり、その製作は、米国、インド、中国、日本の協力で進められることになります。今回の審査会では、分割鏡支持機構やその制御など、鏡以外の部分が審査されました。

TMTのパートナー機関に加え、ESO(ヨーロッパ南天天文台)、NASAのメンバーからなる審査員は、主鏡システムの設計と試作品などによる検証が大きく進展したことを確認しました。審査員として参加した林にとっては、事前のリモート会議(日本では深夜)、大量の技術資料の読破と評価文書の準備、実際に顔を合わせての真剣なやりとりなど、ものづくりを共同で進める上での理解を深める貴重な機会になりました。それぞれに異なる経験・経歴の審査員が集まることにより、最終的にしっかりしたものになることが期待されます。今後、主鏡システムは製造段階へと移行していきます。

詳細設計審査会に参加した、TMT光学部門、システムエンジニアリング部門のメンバーと審査員チーム (写真提供:TMT国際天文台)

TMTの主鏡は492枚の分割鏡を並べて作ります。それぞれの分割鏡を支える分割鏡支持機構は、492枚があたかも1枚の鏡であるかのように機能するための装置で、鏡表面の形状を数ナノメートルの精度で制御します。(図提供:TMT国際天文台)


分割鏡制御システムの試作品。紹介しているスタッフは、TMT国際天文台の広報普及を担当していた南崎さん。 (動画提供:TMT国際天文台)

日本が製造した鏡材は、日本、米国、インド、中国で分担して研磨し、分割鏡支持機構に搭載されます。その後、全ての分割鏡は米国本土へ送られて最終調整が行われます。図右下の分割鏡の色分けは各パートナーの分担を表していて、中心から外側に向かって日本(青色、174枚)、米国(水色、230枚)、インド(黄色、86枚)、中国(ピンク、86枚)が研磨を担当します(研磨枚数はスペアも含みます)。(図提供:TMT国際天文台)

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