三鷹・星と宇宙の日2024
10月19日(土)に国立天文台三鷹キャンパスで特別公開「三鷹・星と宇宙の日2024」が開催されました。今年はコロナ後初の入場規制のない開催となり、3000名以上の方にご来場いただきました。TMTプロジェクトは、ハワイ観測所との合同企画を「展示棟」と「すばる棟」で行いました。
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展示棟(西棟)では、今年も「TMTクイズ」を開催しました。皆さんがとても真剣にポスターなどからヒントを探されるという去年の経験に基づき、今年はヒントを探しやすいように問題を作りました。そのせいか、今年は去年よりも全問正解の方が多かったようです。ヒントを探すお子さんが「ティーエムティ!」、「モディス!」(※装置名)などと声に出している様子も可愛らしかったです。
すばる棟では、「すばる望遠鏡25周年!」というテーマで、すばる望遠鏡のこれまでの歩みと最新の観測成果を年表、ポスター、動画などで紹介しました。「サイエンスカフェ」、「分光器ワークショップ」、「すばる望遠鏡リモート観測見学」など、例年の人気企画も開催し、TMTプロジェクトのスタッフも様々な企画で活躍していました。
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サイエンスカフェでは、気になるテーマをトークメニューから選び、研究者とお話します。子どもに分かりやすいトークも用意されています。
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CDを使った分光器を作り、色々な光を観察するワークショップ。簡単に作れるのに、本格的なスペクトルが観察できます。関連して、天文学における分光観測の役割や、すばる望遠鏡の分光装置についても解説されていました。
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リモート観測見学では、すばる望遠鏡の観測現場とつなぎながら、観測システムについて解説します。TMTプロジェクトのスタッフには、すばる望遠鏡の業務や観測の経験者もいて、このような解説もお手の物です。参加してくださった方からは、「普段入ることのできない場所を見学できて、嬉しかった」等の感想をいただきました。
5年ぶりに多くの方に制限なしでご来場いただき、とてもありがたく思います。今年は機会を逃してしまった方も、ぜひ来年の三鷹・星と宇宙の日にお越しください。