TMTサイエンスフォーラム2018
│ 投稿者:TMTプロジェクト
第六回のTMTサイエンスフォーラムが、12月10日(月)から12月12日(水)の3日間の日程でアメリカのパサデナで開催されました。フォーラムには全体で約160人の参加があり、日本からはおよそ20人(うちTMT推進室から5人)が参加しました。前の週に開催された若手向けワークショップから引き続いて大学院生の参加が多数あったのが特徴です。
初日と2日目午前は全体会が行われ、TMTプロジェクトの進捗報告、他の研究プロジェクトとの連携の提案、各サイエンス分野でのTMTのサイエンスケースの提案などが議論されました。
2日目午後と3日目午前には、サイエンス分野ごとに4つの分科会に分かれました。今回のフォーラムでは、来年提出予定のNSF(米国国立科学財団)への提案書にむけたキーサイエンス、およびそれに必要な装置や運用の検討が課題であり、これにむけて集中的な議論が行われました。
3日目午後には、再び全体会に戻り、各分科会での議論が報告されました。多くの分科会で、観測時間の割り当てを行うTACの体制についての関心が非常に高かったとのことでした。また、第二期装置への関心も強く、高分散分光器や、惑星撮像装置(PSI)、中間赤外線観測装置(MICHI)への要望が多く聞かれました。
TMT国際天文台のラボ見学ツアーも行われました。