TMTブログ

三鷹・星と宇宙の日 2019

投稿者:TMTプロジェクト

年に一度の、国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星と宇宙の日」が今年も開催されました。

プレ公開日の10月25日は三鷹市で大雨警報が発表されたため、イベントが中止になってしまいました。でも、翌日の本公開に向け、スタッフ・院生が協力して、準備をすすめます。

プレ公開日の10月25日は大雨警報が発表されたため、イベントが中止になってしまいました。でも、翌日の本公開に向け、スタッフ・院生が協力して、準備をすすめます。

そして、10月26日。天気は見事に回復して、青空の下で本公開日が始まりました。

すばる棟では、すばる望遠鏡20周年をテーマにした、様々な企画展示を用意しました。

すばる棟では、すばる望遠鏡20周年をテーマにした、様々な企画展示を用意しました。

おなじみのサイエンスカフェ。今年は、すばる望遠鏡のキャラクター、スービーをモチーフに、かわいらしい感じになりました。「星・惑星」、「ブラックホール」、「銀河」、「宇宙における生命」などをテーマにしたトークに加え、「大学院で天文学を学ぶには」、「天文学者って何してる?」、「ハワイ島での生活」などのトークが、ハワイ観測所/TMTプロジェクトのスタッフと大学院生によって用意されました。

子ども向けのトークメニューもありました。(大人の方もオーダーできます。)


こちらも毎年人気の天文カードゲーム、アンドロメダファンタジー。去年は観測のため(?)お休みだったすばるマンが復活しました。おそらく過去最高の参加者数を記録したとのことです。

講演会では、ハワイ観測所の吉田道利所長が、「すばる望遠鏡の20年-すばるが明らかにした宇宙の姿」というタイトルで、すばる望遠鏡の20年の成果を振り返るとともに、すばるの現在と、その将来戦略についてお話しました。(※講演会は全体企画ですが、すばる棟にある大セミナー室で行なわれます。)

すばる望遠鏡の20年の観測成果をまとめた年表や、スービーぬりえも好評でした。

すばる望遠鏡が立つハワイ島で、望遠鏡の運用や科学成果が地域社会や文化の一部となるよう、国立天文台が行なっている様々な活動を紹介したポスター。マウナケアの自然環境やハワイ文化を守るためにTMTが行なっている取り組みについても紹介しました。

一方、TMTの分割鏡が置かれている展示棟では、2年ぶりにTMTクイズを行ないました。今年は、TMTの主鏡についての問題(4問)を解いてもらいます。ヒントは展示の中にあるということで、皆さん、とても熱心にみてくれました。でも、答えが分からなくても、大丈夫!あとで、おなじみのクイズ帽をかぶった解答・解説係から、詳しい解説がもらえます。

すばる棟企画の終了30分前には、目玉企画「すばる望遠鏡20周年記念大クイズ大会~君は天文学者達の壁を破れるか!?」を開催。天文学者10名が出題する○×方式の勝ち残り戦に、大人から赤ちゃんまで100名以上が集結しました!(最初の数問は、ほとんどの人が正解という結果で、企画者側は、内心ハラハラしたようです。)

スター・ウォーズのマスター・ヨーダが登場する問題も…

9番目には、TMT 副プロジェクト長の岩田が、Hyper-Suprime Camに関する問題を出しました。

この問題に正解して残ったのは、小学生くらいの子達を含む3組のみになりました。そして、最後は、家から、TMTに関する問題が出されました。惜しくもこの問題の正解者はおらず、、、今回、天文学者達の壁は破られませんでした。

最後まで勝ち残った参加者達に、家と岩田から賞品が渡されました。

プレ公開が中止になり、お天気が心配だった2019年の公開日ですが、終わってみれば、一日で、去年の二日間を超える来場者数だったそうです。ハワイ観測所、TMTプロジェクトのスタッフ、大学院生も、皆様との交流に心楽しい一日をすごしました。ご来場の皆様、ありがとうございました!

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