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白井市のプラネタリウムで講演

投稿者:TMTプロジェクト

11月16日にTMTプロジェクトの林が、千葉県白井(しろい)市文化センターのブラネタリウムで、すばる望遠鏡とTMTについての講演を行ないました。

白井市文化センター・プラネタリウムは北総線白井駅から徒歩15分ほどのところ、空はほんとはこんなに広いのだと実感できる道筋です。建物3階のプラネタリウムに到着すると、さっそくパソコンを投影機に接続、お話の準備です。スタッフの方々とやりとりをしながら、映り具合を確かめる。機械が暖まり、画像が鮮明になるにつれ、今日はどんな展開になるかなとワクワク感も高まってきます。

時間になり、お客さんがどっと入ってきます。直径12メートルのお部屋が小学生から大人までいろいろな方で一杯になりました。

プラネタリウムの方による今夜の星空紹介をいただいてから、こちらのお話。まずは20歳になったすばる望遠鏡による、これまでの成果のハイライト紹介。今年のノーベル物理学賞受賞者のうちの2人は、太陽ではない星を回る惑星〜系外惑星〜を見つけました。以前はまったくのフィクションとされていたのに、すばる望遠鏡を含む数々の観測や理論的な研究により、惑星は本当にたくさん存在することが実証されてきたのです。

すばる望遠鏡での系外惑星の研究や、とても遠方の宇宙の様子などを紹介したあとで、それではもっと詳しいことやその先のことを知るためにはどうしたら良いだろう?、地球のような惑星があるのだろうか?、と皆さんに問いかけてみました。地球のようなところはきっとあるに違いない、しかし宇宙スケールではとても小さくて暗い天体なので、調べることが難しい。だから国際協力によって、いまだかつてないような大きな望遠鏡を作って、探査を進めようとしているのです。

ここのプラネタリウムではスター・キッズ・クラブという小学生の活動があります。そこにきている熱心な子どもたちを含め大人の方も、次々に質問してくれました。とても心強く思った次第です。

(写真提供:白井市文化センター)

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