TMTブログ

三鷹・星と宇宙の日 2020

投稿者:TMTプロジェクト

毎年10月に開催される、国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星と宇宙の日」ですが、今年はコロナ禍でオンライン開催となりました。例年のような来場の皆様との交流は叶いませんでしたが、その代わり、遠方にお住まいのたくさんの方達にもご参加いただけました。それぞれの研究者が自分の専門について熱く語る様子や、その研究者を支える事務系職員、最先端の観測装置開発に携わる技術系職員、天文研究の道を歩み始めた大学院生など、様々な人達の姿を通して、国立天文台を身近に感じていただけたら何よりです。

10月24日に8時間半にわたって配信された番組は、引き続きアーカイブ配信されていますので、当日見逃した方はぜひご覧ください。すばる望遠鏡とTMTの話題は、以下の部分に登場していますので、ご注目いただけたら幸いです。

★オープニング~太陽系 (00:08:06-)
すばる望遠鏡が見つけた太陽系外縁天体と、未発見の第9惑星の可能性について渡部潤一副台長が紹介しました (00:56:38-)。

★星と惑星 (01:07:08-)
最初の話題提供者として、ハワイ観測所の石垣美歩助教が登場。すばる望遠鏡でさぐる太陽系外惑星についてお話しました (01:09:46-)。
締めくくりには、TMTプロジェクトの青木和光准教授が登場し、TMTが目指す地球型惑星の直接検出と生命の兆候の探査について解説しました (01:47:51-)。

★天文学を支える人々  (04:04:44-)
天文データセンターでは、すばる望遠鏡HSCのデータアーカイブが紹介されました (04:18:28-)。
先端技術センターの5軸マシニングセンタでは、TMT第一期観測装置 IRISの部品が試作されていました (04:31:29-)。
最後に、総研大学の大学院生として、伊藤慧さんが登場。総研大へ進んだきっかけや、すばる望遠鏡を用いた観測実習の体験などについてお話ししてくれました(04:58:18-)。

★すばる望遠鏡で挑むダークマターの謎 (05:13:20-)
すばる望遠鏡に搭載された超広視野カメラHSCでダークマターを探る宮崎聡教授が、ダークマターを観測する手法についてお話ししました。

★天の川銀河を越えて (07:11:40-)
最初の話題提供者として、ハワイ観測所の田中賢幸准教授が登場し、HSCが映し出す、様々な銀河の姿を紹介しました (07:13:54-)。
引き続いて、天文情報センターの臼田-佐藤 功美子特任専門員が、それらの銀河の形態分類を一般市民の皆さんに行なっていただく “GALAXY CRUISE”について紹介しました (07:25:45-)。
次に登壇した、科学研究部の大内 正己教授は、HSCが捉えた膨大な数の銀河から、AIを用いて生まれたばかりの銀河を見つけ出した研究についてお話ししました (07:32:32-)。
番組の最後には、宇宙で最初に誕生した銀河を見つけ出すことが可能になる望遠鏡として、TMTが紹介されました (08:01:26-)。

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