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こころね地球学校で「ふれあい天文学」

投稿者:TMTプロジェクト

国立天文台の職員が学校を訪問して授業を行う「ふれあい天文学」。2020年度からはオンラインでの授業も増えていますが、11月4日に、TMTプロジェクトの岩田が千葉市にあるフリースクール「こころね地球学校」を訪問して授業を行いました。小学3年生から中学1年生の6人の子どもたちと、フリースクールを運営する大人の皆さんが参加してくださいました。

授業では、自己紹介のあと、夕方に見える明るい惑星の話から、国立天文台が開発しているソフトウェア Mitaka を使った、太陽系、銀河系、銀河の地図といった宇宙のスケールの話、太陽以外の星の周りをまわる惑星の話、ブラックホールの話など色々なトピックをお話しながら、岩田がなぜ天文学がおもしろいと思うかを語りかけました。宇宙はとても広く、直接星々をたずねることはむずかしいけれど、大きな鏡をもった望遠鏡を使うことで、わたしたちは星や銀河の様子をくわしく調べることができる。しかも、遠くの天体を調べることは昔の宇宙を調べることでもあるので、化石を使って昔の生物のすがたを知ることができるように、宇宙がどのような歴史をたどってきたのかを知ることができる。すばる望遠鏡やそれを上回る超大型望遠鏡 TMTによって、わたしたちの生きる宇宙のすがたとその歴史を調べることの面白さを伝えたいと思いました。

子どもたち手づくりの地球儀を使って惑星の見えかたを説明している様子 (写真提供:こころね地球学校)

子どもたちはリラックスして話を聞いてくれて、「宇宙人はいるの?」、「映画の『インターステラー』でブラックホールの近くで何がおこったのか?」など、色々な質問もしてくれて、楽しく授業をすることができました。これをきっかけに宇宙への興味がさらに深まったならうれしく思います。

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