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ふれあい天文学で「遠くの地元」学校と交流 (2)秋⽥⼤学教育⽂化学部附属中学校

投稿者:TMTプロジェクト

ふれあい天文学「遠くの地元」2つ目の学校は林が昔むかし住んでいた地域にある秋田大学教育文化学部附属中学校。3年生の4クラス全員がそれぞれの教室から参加してくれました。担当の先生が、夕方に部分月食のある日を選んでくれました。部分月食とはいえ、かなりの部分が地球の影に隠れるので、皆既月食に近く、影になるところの色がよくわかると予想されていました。

秋田県は自然も天然資源も豊かなところ。「黒鉱」と呼ばれる亜鉛、鉛、銅などを含む鉱物も生産していました。ではそうした金属はどこから来たのだろう?そもそもどうやって作られたのだろう?たくさんある温泉にはイオウがあることが多い。このイオウもどうやって作られたのだろう?

それぞれのクラスで6人ごとの班を作り、その班ごとに端末があるため、チャットボックスへの書き込みがたくさん入ってきました。

お話の最初のスライド(左)と、授業風景(右、秋田大学教育文化学部附属中学校提供)。班ごとに端末があります。

中学生になると元素の周期律表を見ているので、身近にある元素の起源が宇宙にある、しかも前の世代に作られた物質が次の世代を作るときに使われる立派なリサイクルがあることを考えてもらうことができました。

ちなみにこの学年の生徒さんの一部とは、2016年11月のふれあい天文学企画で秋田大学附属小学校4年生のクラスを訪問したときに出会っていました。お話の最初のスライドの左下にあるのはその時のスライドの1ページ目です。そのときはすばる望遠鏡の成果を中心にお話をしたのですが、その後、すばる望遠鏡について関心を持ち続けてくれている生徒さんもいました。今回の交流を通じて、自分がTMTや月滞在、火星探査に関わるかもしれないと実感するきっかけになったでしょうか。

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