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青梅市立吹上中学校で「ふれあい天文学」

投稿者:TMTプロジェクト

国立天文台の職員が学校で出前授業を行う「ふれあい天文学」で、東京都青梅市の吹上中学校をプロジェクトの青木が訪問しました。授業を行ったのは特別支援学級の生徒さん12人で、宇宙をかたちづくる物質についてお話しし、私たち自身と宇宙のつながりを考えてもらいました。また、事前にアンケートをお願いし、関心をもっている宇宙の話題や知っている望遠鏡について全員から回答をもらいました。その際に出してもらった質問に授業で答える準備をしていたところ、授業中にもいくつも質問が出て、時間内に答えきれないくらいになりました。担当いただいた先生が事前準備に気をつかってくださったおかげか、生徒さんも硬くならずに授業の前後に自分に話しかけてくれたのが印象的でした。

授業では短時間ながら望遠鏡についてお話しし、TMTも紹介しました。理解を助けるために、ペーパークラフトを事前に送って組み立ててもらうことにしました。組み立てはかなり手間がかかるので難しいかな、と思っていましたが、送った2つともきれいに出来上がっていました(写真)。伺ったところ、2人の生徒さんが器用さと集中力を発揮してくれたとのこと。自分たちの手で触れてもらうことで、望遠鏡の構造や動きを直観的にわかってもらうのにも役立てばよかったかな、と思います。

吹上中学校は、春から初夏には特に多くの観光客が訪れる塩船観音寺や吹上しょうぶ公園の近くです。青木の自宅から近いこともあって馴染の場所でした。今回、「ふれあい天文学」に応募いただき、講師にとっても楽しい訪問となりました。

 

(写真提供:青梅市立吹上中学校)

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