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日本地球惑星科学連合 2024年大会

投稿者:TMTプロジェクト

5月26日(日)~5月31日(金)にかけて、幕張メッセで日本地球惑星科学連合(JpGU)2024年大会が開催されました。

JpGUは地球惑星科学に関連する約50の国内学協会が参加し、会員数約1万人の大規模な組織です。年に1度の学術大会は、今回もオンラインと現地会場のハイブリッド形式で開催され、活発な交流の場となりました。

国立天文台のブースでは、TMTプロジェクトとアルマ望遠鏡の紹介を行いました。

TMTは、492枚の鏡を並べて、口径30メートルという大きな主鏡を実現し、遠い宇宙のわずかな星の光をとらえます。従来の望遠鏡の限界を超える集光力、解像度、感度を活用し、これまで解明できなかった宇宙の謎に迫る科学目標の例を紹介しました。開発が進む初期観測装置や、国際的な研究コミュニティの活動についても解説しました。

展示ブースが集まった大ホールでは、ミニ講演会、ポスターセッション、口頭セッションなども行われ、賑やかな会期となりました。今年は特に中高生、学部生、大学院生のブース訪問が多い印象でした。天文学分野への進学や就職に興味のある方が情報収集のために訪れたほか、天文以外の研究をしているけど星空が好きという方もいらっしゃいました。何となく訪れたという方も含め、皆様と直接お話する機会をいただけたことに、感謝いたします。次回の展示会でも皆様のご訪問を楽しみにしております。

6月にはSPIE ASTRO 2024がパシフィコ横浜で開催され、国立天文台も展示を行います。6月15日(土)に行われる一般向け無料講演会は、YouTubeライブでも配信され、どなたでも視聴できますので、ぜひご参加ください。

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