国際光年記念シンポジウムで講演
│ 投稿者:TMTプロジェクト
2015年は「光と光技術の国際年」として、光の科学技術の重要性と魅力を伝えることを目的とした様々な活動が行われています。4月21日には、東京大学安田講堂で国際光年記念シンポジウム(国際光年記念式典)が開催され、日本における国際光年の本格的活動開始が宣言されました。また、光をテーマに4つの講演が行われ、TMT推進室の家正則名誉教授も、招待講演者の一人として「光と宇宙」と題した講演を行い、すばる望遠鏡を用いた研究やTMTについて紹介しました。
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会場の様子
開会の挨拶と来賓祝辞に続いて行われた講演は、それぞれの話し手の人柄がよく表れた、とても個性的で楽しいものでした。最初に講演された霜田先生は、リラックスした雰囲気のなか、光電効果などの楽しい実験をいくつも披露してくださいました。今年で95歳になられたそうですが、本当にお元気そうでした。照明デザイナーの石井幹子さんは国内外で携わられた作品の数々で魅了してくださいましたし、取りをつとめられた青色LEDの天野さんは、ノーベル賞授賞式での体験などをユーモアたっぷりに語ってくださいました。
そして、家さんの講演では、しっかり笑いもとれて、聴衆の関心をがっちりとつかんでいたのではないでしょうか。TMTのめざしているサイエンスのスケールや、TMTそのものの大きさなど、みなさんとても驚かれていた様子でした。
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ハワイの正装のアロハを着て講演する家正則 ・国立天文台 名誉教授
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「光と宇宙」 講演風景。聴衆は年配の人たちが多かったようですが、高校生のグループも複数見受けられました。