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今年も「ジャーニー」(2) オンライン授業の舞台裏

投稿者:TMTプロジェクト

ハワイ島で毎年行なわれる出前授業「Journey through the Universe (JTTU)」。前回ご報告した林に加え、能丸と嘉数がハワイから参加しました。今回は、能丸からの報告を掲載します。

能丸は業務が入る可能性がない授業の時間を確保できなかったため、今年はビデオ教材を提供しました。主催者からはビデオクリップの長さは25分以内と言われていましたので、21分程度のビデオを制作しました。今回はビデオ教材の作り方について書きたいと思います。

オンライン授業に使うプラットフォームといえば、Zoomのようなオンライン会議アプリとパワーポイントのようなプレゼンテーションアプリを組み合わせて使うのが通常です。JTTUの主催者が企画した教育者向けのワークショップに事前に参加して、双方向的なオンライン授業教材の作り方を学びました。今回はオンライン授業と同じ形式、つまりスライドと自分自身の姿が同時、あるいは交互に映る形式で録画をおこなってビデオ教材を作ることにしました。

JTTU用に制作したビデオ教材の1カット。今年のJTTUは3月1日から5日まで、延べ35回の授業、キャリアパネルと、ビデオ教材の提供とで構成されました。

どのような制作プラットフォームがあるのか少し調べたところ、やはりオンライン授業と同じくZoomとパワーポイントを使い、Zoomの映像を録画するのが一番よさそうだということが分かりました。オンライン授業のように一度通して授業をおこなえば、あとでビデオを編集する必要もありません。できあがったビデオの一ショットを紹介します。まさにZoomの画面そのものです。

次に話をするときの姿勢ですが、普通のオンライン会議は机の上にモニタとウェブカメラ、またはノートパソコンを置いて、自身は椅子に座って話をします。しかし、私は、オンライン授業の時は対面授業と同じように立って行なっています。そのときの機器のセットアップの様子が下の写真です。

机の上に適当な台を置いてパソコンを顔の高さまで持ち上げます。あとで分かったことですが、机の上に椅子を置くと座面がちょうどいい高さになります。立って話をすると体が動きますので、自身の上半身や広げた腕を全部写すためにカメラと体の距離を離します。しかし、カメラがついているパソコンから離れてしまうとディスプレイが見にくくなってしまいます。そこで写真にあるように、別のカメラを三脚に取り付けてパソコンの後ろに置きました。マイクは襟元につけるものを用意し、長いコードでパソコンにつなぎます。また、教室の声がよく聞こえるように、小型の無線イヤホンを使うといいです。パソコンはスライド用以外にメールのチェックなど必要に応じて台数を用意します。

立って話をすることは、スライドにあまり依存しない種類の授業や発表には特に向いていると思います。体を動かす時にはバーチャル背景をオフにして、顔や腕が消えないようにすることが肝心です。話者の表情ももちろん重要ですので、正面から照明が当たるように工夫します。

以上、オンライン授業の作り方について説明しましたが、実のところ、JTTUの教材を作った時には自宅の椅子に座っていました。上の写真のようなセットを自宅で組むことは難しかったからです。もともとリモート授業で予定していた場所がそこで行われた作業の都合で使えず、しかも冬の大雨の最中で在宅勤務をしている自宅から機材を持ち出すことが容易ではなかったからです。オンライン授業の録画がこのような理由で影響を受けることは考えてもいませんでした。オンライン授業は生中継でも録画でも、考えられる事態を想定してそれに対応できる準備をしておくことが大事だと痛感しました。

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