宇宙・天文光学EXPO 2018

4月25日(水)~27日(金)にパシフィコ横浜で開催された、宇宙・天文光学EXPO 2018に国立天文台のブースを出展しました。今年は、TMTと太陽観測衛星「ひので」の展示でした。

TMT推進室からは、主鏡、望遠鏡、観測装置の各パートの開発、設計、制作に携わっているメンバーが日替わりでブースに立ち、展示説明を行いました。一般の天文好きの方に加え、光学関連のメーカーの方が多く来訪され、技術的な質問に対して話が盛り上がる姿もしばしば見受けられました。

今年は、国立天文台のウェブサイトから詳しいレポートが公開されていますので、そちらもぜひご覧ください。
国立天文台の最先端技術を紹介――宇宙・天文光学EXPO 2018 に出展 (国立天文台)

ハワイ島へ出前授業

2018年 ハワイ島東部での集中的な出前授業(Journey through the Universe)に、TMT推進室から林と臼田の2名が参加し、のべ5日間で3つの学校の11クラスを訪問しました。

林は、最近見つかって来ている興味深い天体や、望遠鏡にも関わるような理工系の職について紹介をしました。この1年の間に重力波、しかもブラックホール合体によるもの(重力波しか検出できない)に加えて、中性子星合体によるもの(重力波に加え、可視光/赤外線などの電磁波でも検出できる)が見つかったり、太陽系の外からやってきた小天体がわかったり、と大きなニュースがありましたね。いずれのケースも、ハワイにある望遠鏡群が深く関わっています。望遠鏡がある地元の子どもたちにとって、専門家と直接話しをし、ふだん疑問に思っていることにも答えてもらうチャンスとして、たいへん喜んでもらえました。

カラニアナオレ小中学校の7年生(日本の中学1年生に対応)への授業

授業の最初に、生徒さんたちが手作りのレイで歓迎してくれました。

臼田はヒロ中学校の3クラスを訪問しました。

世界天文コミュニケーション会議 2018

3月24日-28日にかけて世界天文コミュニケーション会議(CAP:Communicating Astronomy with the Public)が福岡市科学館で開催され、TMT推進室からは青木、石井、林の3名が参加しました。

CAPは、天文学に携わる総ての人と一般社会とのコミュニケーションに関する最近の取り組みについて、様々な意見や経験を交換する場として、国際天文学連合により設立された国際会議です。第7回となる2018年の会議には、世界各国から400名以上の研究者、科学コミュニケーター、科学館・教育・広報・報道関係者などが集まり、天文学コミュニケーションに関する経験や研究、課題について発表しました。アジアでは2011年の北京に次いで2度目、日本では初の開催ということで、アジアからと日本からの参加者も多かったです。日本国内でも多様なグループが活発な活動をしていることを国外に印象づけることができました。TMT推進室からは、石井が国内でのTMT広報普及・教育活動全般について、青木が建設地問題に関連した広報活動について話しました。4日目のworkshop dayには、林が大望遠鏡の観測成果をいかに地域へ伝えるかというテーマでワークショップを行いました。また、同日に、大規模な国際サイエンスプロジェクトで教育・人材育成・広報普及活動をどうすれば有効に行えるかというテーマのワークショップもTMT国際チームによって開催されました。

TMT国際チームによって開催されたワークショップでは、教育の状況や文化の異なる国の間での科学協力において、人材育成や広報普及活動を進める際にどんな課題があるか、グループ討論を行いました。討論は短時間に限られましたが、コミュニケーションを仕事としている人の集まりだけあって、活発な意見交換と要領のよい討論のまとめが行われていったのはさすがでした。

TMT国際チームによって開催されたワークショップでは、教育の状況や文化の異なる国の間での科学協力において、人材育成や広報普及活動を進める際にどんな課題があるか、グループ討論を行いました。討論は短時間に限られましたが、コミュニケーションを仕事としている人の集まりだけあって、活発な意見交換と要領のよい討論のまとめが行われていったのはさすがでした。(撮影:Samir Dhurde)

 

世界各地の様々な文化、年齢、価値観の人々と、どのように天文学の成果や楽しみを共有するか、様々な試みが行われていることを見聞きし、とても刺激的な5日間でした。

会場となった福岡市科学館は、昨年オープンしたばかり。ちょうど特別展として「恐竜展」を行っていたせいか、館内のあちこちに「恐竜」がいました。

会場となった福岡市科学館は、昨年オープンしたばかり。ちょうど特別展として「恐竜展」を行っていたせいか、館内のあちこちに「恐竜」がいました。

 

2017年度の講演会まとめ

TMT推進室では、講演会、出張授業、サイエンスカフェなどあらゆる機会をいただいて、次世代の超大型望遠鏡TMTが果たす役割について広く皆様にお伝えするよう心がけています。

2017年度は13都道府県とハワイ島で約65件の講演を行いました。ふれあい天文学では、八丈島や、小笠原など、普段はなかなか行く機会がない場所でもお話しをさせていただきました。

講演を依頼される方は、TMT推進室の電子メールアドレス、または電話でお気軽にお問い合わせください(TMT講師派遣プログラムの問い合わせフォームは現在閉鎖しております)。ふれあい天文学を通じた出張授業も行っております。

今年度も、TMTが解き明かす宇宙の謎について全国の皆さまにお話しする機会を楽しみにしています。