第2回TMTサイエンスフォーラムが開催

7月17-19日に、アメリカ・アリゾナ州・ツーソンで第2回TMTサイエンスフォーラムが開催されました。TMTサイエンスフォーラムはNSF(全米科学財団)から開催予算の提供を受け、主にTMTに関わるアメリカの研究者の裾野を拡げることを目的に、昨年から継続して開かれているものです(2013年の討論の様子)。アメリカのみならず、日本からの16名の参加者を含むTMTパートナーの5か国を中心に152名の天文学研究者が一同に会し、TMTが目指す科学的成果やそのために必要な装置開発や国際協力について討論を重ねました。

Forum_web

昨年から、TMTの科学的成果について検討する国際チームが、具体的な観測計画を立案するために活動を続けていますが、このフォーラムではその中間報告がなされ、太陽系から遠方銀河にわたるまで実にさまざまな観測提案が発表されました。フォーラム期間中には、各研究テーマごとに分科会に分かれ、今後の検討事項について活発に議論がなされました。

TMT建設予定地から眺めた山頂の望遠鏡群

TMTの建設予定地(北緯19°49’56.2″ 西経155°28’51.6″)は、すばる望遠鏡から1kmほど北西側に位置し、標高は4012mです。TMT建設予定地から撮った写真がこちら:

2008年5月1日; 13 Northから撮影

2008年5月1日; 13 Northから撮影

建設予定地の標高は、マウナケア山頂よりも200mほど低いので、山頂の望遠鏡群を見上げる形になります(観測の時に山頂側で視野が遮られるということはありませんし、気象条件も山頂と同程度です)。手前の尾根に、すばる望遠鏡とケック望遠鏡が並んで見えます。奥の方に見えるのは、左からカナダフランスハワイ望遠鏡、NASA赤外線望遠鏡、ジェミニ北望遠鏡です。

望遠鏡の位置関係が分かりやすいよう、上から見た図もつけておきます。

Summit2

宇宙博会場へTMT展示物を搬入

「宇宙博2014」が開催される幕張メッセ 国際展示場へ、TMTの展示物を運び入れました。7月19日~9月23日の会期中は、TMTの模型(1/100 サイズ)と主鏡分割鏡の試作品が展示されます。この機会に、ぜひご覧になってください。

主鏡分割鏡の試作品の搬入。試作品では、鏡面の研磨までされていますが、鏡表面への銀蒸着はまだされていない状態ですので、下に取り付けられている鏡面支持・制御機構もよく見えます。

主鏡分割鏡の試作品の搬入。試作品では、鏡面の研磨までされていますが、鏡表面への銀蒸着はまだされていない状態ですので、下に取り付けられている鏡面支持・制御機構もよく見えます。

TMT 1/100 模型の搬入。

TMT 1/100 模型の搬入。